日本は、約90%が会社員で残りの10%が自営業となっています。
そのため国民年金未払い問題がたまにニュースで報じられていますけど、10%の人達の中で起きている問題であり、多くの会社員の年金(国民年金+厚生年金)2階建てで自動的に給料から天引きされているので、国民年金がなくなることはないと思ってます。
そのような中
「自営業って何から何まで自分でやって大変そう」
「自分で仕事取ってくるの大変そう」
会社のように部署毎に役割分担をしている訳ではないので、自分1人で最初から最後まで処理して大変そうだと思われるんですが、意外とそうでもないんです。
場合によっては、会社より楽な面もあります。
「営業周りは好きだけど、自社内で作業するのは嫌い」
「決まった人間関係の輪ですごすのが窮屈」
というような人は、自営業考えてみると良いかもしれません。
今回は、不動産投資もしている自営業歴5年以上の私が、正直な自営業ライフについて書いてみたいと思います。
仕事をどうやって取ってくるか?
一番皆さんが心配しているのは、仕事があるかどうかじゃないですか?
結果だけを書いてしまえば、仕事はあります。
ほとんど多くの企業が似たり寄ったりなビジネスをしていて、旅行会社にしても広告代理店にしても腐るほど存在しています。
これだけ多くの類似企業が存在していてパイを奪い合って競合していても食っていけているのは、それだけ稼げる市場なんだと思いますね。
それでも肝心な仕事をどうやって取ってくるかですけど、これはあなたのビジネスによって方法が変わってくるんですが、難しく考える必要はありません。
自営業って社名やブランドなどの後ろ盾がないので、完全にあなたが事業の顔となって仕事をしていく必要があり、あなた個人を売り込んでいく必要があります。
そのためにSNSを活用し発信しアクティブにEXPOやフェアなどの行事に参加し自分を売り込み、
「自分はこういうことができる人間なんだよ」
と知ってもらうことが重要です。
今時の自営業者は、皆ブログやってるんじゃないですかね。
私もこうやってブログで発信し続けてますからね^^
SNS経由の仕事の依頼があるのが一般化しています。
どんな業種にしてもあなたのスキルを図るという意味では、低賃金な仕事からお願いされることもあるかと思いますが、場数を踏んで仕事の幅を広げていくまで、些細なことであっても質を重視した対応をしていけば、おのずと紹介を頂けるなんてこともあります。
ここで私の体験談としてあなたに注意しておいてほしいことがあるんですが、自営業は弱い立場になる場合もあり、タダ働きさせられることもあります。
「パパッとすぐ直せるでしょ?^^」
それが次に繋がると感じるかどうかにもよるんですが、私の経験上、延長線上ではない仕事の場合は都度報酬をもらう、というスタイルを一貫することをオススメしますね。
万が一それで関係がこじれてしまっても「そうなる運命だった」と割り切り、次へ頭を切り替えていく必要があります。
長い付き合いであってもそんなこと全く言わない人もいますし、やたら言ってくる人もいます。
私も10年ほど会社員を経験しているので知ってますが、何をしても難癖付けたい人っていうのはいて、そういう人達と仕事する場合、短期仕上げで報酬を貰ったらキッパリ関係を断つというのが、面倒を最小限に抑えることができ最終的に仕事に対するコスパが上がります。
嫌な書き方しますけど、IT系の仕事の場合なら「相手にアイデアを出させる前に完成させ納品書類にハンコを押してもらう」という方法です。
永遠と課題を出してくる顧客というのは実際にいますし、いくら契約書を交わしていたとしても自営業として仕事しているので裁判で白黒決着つけるようなことは、裁判費用も掛かるため現実的に得策じゃありません。
そこまで考えての自営業でもあるんですが、どこに行っても面倒な人というのはいるので、ハズレだと割り切って仕事するだけなのです。
それを上司が対応していたのを自分がクレーム対応するかどうかの違いだと思いますよ。
私は上司に当たる側だったので、どうってことない折衝ですが、顧客対応が好きではない人には面倒な作業に感じるかもしれません。
自営業には未来がある
「仕事がなくなったらどうするの?」
と個人事業主になった当初はよく言われたんですが、スキルあるなしに限らずその時代の何かしらの仕事を新たにやっているんだと思います。
仕事がなくなる云々は、皆平等に感じる部分があると思っていて、逆に
「会社員続けて50歳でポイされたらどうするの?」
と問いたい気持ちはあります。
結婚していれば子供もいるんでしょうし、まだ学費がかかると思います。
家のローンもあり何かしら稼がなくてはいけません。
そこで類似職に転職できればいいですが、お給料は半減するでしょう。
じゃあ、良い機会だから自営業してやっていくのか。
結局は、自営業であろうと会社員であろうと仕事がなくなったらあなたも私も困るのは同じなんですよね。
ただ、自営業の場合、複数事業を自分で手掛けることができるのが会社員との大きな違いでしょうか。
さきほど、私が10年ほど会社員を経験していると書きましたけど、正直10年も務めていれば新に仕事を勉強することってありません。
スキルについては、定期的に補うだけで毎日同じことの繰り返しです。そりゃそうですよね、それが会社という部署毎に業務を振り分けている場所なわけですから。
自営業の場合、何を仕事にしても何個仕事をしていても構いません。
翌日から方向転換することも可能ですし、沈みゆくビジネスに固執する必要もありません。
面倒な企画書なんて必要ないですし、あなたが「これやりたい」「目星ついてる」と思えば、すぐそのビジネスに乗っかることができます。
この手軽さ、方向転換の良さ、仕事を選べる、のが自営業の醍醐味なんです!
私は好きな仕事を選り好みしてますけど、生きて行けてます。
それは私の好きな仕事の範囲内であればコストパフォーマンスを発揮できる確信と、好きを仕事にするために自営業を選んだという点ですかね。
好きを仕事にする考えはこちらで詳細を書いています
何度も書いてますが、私は稼ぐために好きではないけど適性があるIT系の仕事を大学卒業してからずっとしてました。
今はそうではなく、好きな仕事をしてます。
今好きでもない仕事をしているあなたも、好きと思える仕事であれば今以上に飛躍できると思いますよ!だって、現に私がそうなんですから^^
好きでもない仕事で結果を出せているなら、好きを仕事にした時、ビックリするぐらいのパフォーマンスを発揮できるんじゃないですかね~
確定申告が大変という想像疲労
全然大変じゃないですよ!
- レシート
- 領収書
- 通帳
- クレジットカード使用履歴
があれば、あとはそれをクラウドで記帳していくだけです。
「入力していくのが面倒」
今は、カメラでパシャれば自動入力してくれるのでめっちゃ簡単です。
敢えて大変と言えば、どんどんパシャって勘定科目を変更するぐらいですかね~
それすらも学習機能があるので使えば使うほど精度が上がり、負担が減ります。
それすらも面倒な人は公認会計士に書類一式をゴソッと送れば記帳代行してくれる業者もあるので、活用するのも手だと思いますね。
勉強がてら1年目は利用してどのような勘定科目に振り分けられているのか見て、2年目から自分で作業してしまうのが効果的な業者の利用方法だと、私は思いますね^^
クラウド会計ソフトは弥生会計よりも勘定科目を覚えなくていいfreeeをオススメします。私は、マネーフォワードも使ったことありますけど、freeeがピカイチでこれを使って毎年確定申告しています。
今後、誰々だからというビジネススタイルが増えていく
今までは、何々企業の誰々さんだからという仕事の依頼が増えていましたが、今後は、知名度のある誰々さんだからという、シビアなビジネススタイルが多方面に渡って増えていくと考えています。
良い例が、YouTuberでして普通に芸能人を起用したCMよりも数十%高い効果を上げた例があります。
都会もそうですが、ローカルCMでもYouTuberを起用しだしたのにはそういった背景があるんです。
YouTuberと言っても、ゲーム配信しているだけではなく、学習塾を配信したり、車を紹介したりといった、自分が好きな得意なことを配信している個人の方々がたくさんいます。
視聴者数を伸ばしやすいと言われている「やってみたシリーズ」だけに目が行きがちで、くだらない事に思われがちなんですが、需要があるのも現実で、そういった分野で活躍できそうであればやってみるのも手でしょうか。
私がやるとしたら、、パッと思いつくのは「七五三ひかりの昭和な散歩」ですwww
各地に点在している昭和の場所を巡るっていう配信で、面白おかしくできる自信はないですけど、楽しく配信するのはできそうですかねwww
若者のようにはしゃぐことは出来ないので、年齢相応な落ち着きのある配信にはなるでしょうが。
ただ、スポンサーが付かないと交通費がすごいことになりそうなので、愛され方を学んだ方が良さそうです。
色々書きましたが、人生謳歌できるタイプであれば自営業は楽しく感じられます^^
面倒な作業も好きなことであれば苦に感じないのであれば、これほど自由な仕事スタイルはありません!
個人でやっているYouTuberやブロガーにしたって、企業側からアポイントがきます。
別に法人や会社勤めしていないと企業から仕事のお話がこない、という世の中ではなくなりつつあり、あなた個人へ直接仕事の依頼がくる時代であります。
それだけ「誰々さんだから」という契約形態のお仕事の依頼が一般的になりつつあるということなのだと思います。
私のところにもそういったお話来てますからね。
結局のところ、会社員であっても個人であっても
「何々さんだから仕事出すんだよ」
なんて言われている場面に遭遇したことあるかと思いますけど、それが個人でも同じことをしてくれる優しい世界になりつつあるんだと肌を感じてそう思いますね~