カブドットコム証券を利用し、現物買と一般信用売でクロス取引をしました。
その後、株主優待による権利確定日以降に手放す際、普段通り
「買いポジは、手仕舞い」
「売り建ては、買い直し」
という、発注処理を別々にしてしまっては手数料の損をします。
知らなかった人は、今後このようにしましょう!
信用取引による品渡を利用する
品渡とは、信用売建した銘柄があり、現物でもポジっている場合、お互いを相殺して手放すことができる方法です。
例:A銘柄現物買100株とA銘柄一般信用売建100株を持っていた場合
品渡することで、100株×100株となり相殺することができるため、手仕舞いによる手数料がかからないというメリットがあります。品渡を利用しない場合、お互いを手仕舞いする必要がありそれぞれに手数料がかかってしまうかと思います。
手順1.実際にカブドットコム証券で品渡してみた
「お取引」→「信用」→「品受・品渡」と移動します。
すると、売建銘柄が表示されていますので品渡したい銘柄の品渡ボタンをクリックします。
手順2.実際にカブドットコム証券で品渡してみた
返済建玉とは、売建のことです。預り証券とは、現物買建のことです。
売建・買建ともに100株ずつポジションを持っているので、100株・100株と表示されています。
このお互いのポジションを品渡して相殺したいので、返済数量100株・品渡数量100株と入力し確認画面ボタンをクリックします。
仮に、売建100株・買建200株の場合、相殺可能数量は100株であり、相殺後は買建100株が残ります。
手順3.実際にカブドットコム証券で品渡してみた
確認画面ボタンクリック後、このような画面が表示されます。
「6750エレコムを品渡100株するけどいい?」
と聞かれますので「注文する」ボタンをクリック。
個人的にはパスワードは省略設定にしておいた方が注文が楽です。
手順4.実際にカブドットコム証券で品渡してみた
すると、「注文を受付ました」というような文面とともに注文番号が表示されていれば官僚となります^^
手順5.実際にカブドットコム証券で品渡してみた
「資産管理」→「注文約定照会」→「信用取引」の個別銘柄をクリックすれば品渡処理をした注文履歴を見ることができます。
株主優待に興味が湧いた人はこちら
手数料・買う日・手放す日・クロス取引、のことを書いてます
なぜクロス取引なのか?ということを書いてます
個人的まとめ
知らない人は知らなかったでしょうし、知っている人には当たり前のことだったりするのですが、一度知ってしまえば株主優待とは一生の付き合いになる疑似資金運用ですから、お得な決済方法を知っておいて損はしませんね^^
株取引って、単語だけでは何のことを言っているのかサッパリな時があるかもしれませんが、大雑把に理解して手順だけ覚えておけばいいと思います。
これは試験でもなんでもないですから、手順がわかってさえいれば言葉の意味を知らなくてもいいっちゃいいのです。