誰しも一度は夢見る「自宅」の購入。
いつ購入するのがベストかと言うと、思い立ったが吉日。
その理由は、例え2年後不動産市場が暴落するとわかっていたとしてもその間賃貸に住み続けるのであれば、2年間分の家賃を捨てているのと同様であり、その価格分値下がりして始めてペイだと思うと、今買えるなら買ってしまえばいいという結論を昔書いた。
「そうだとしても、俺は安い時に買いたいんだ」
という方は、日経平均を見て判断すればいい。
今回は、不動産を購入するベストな時期を読み解いていくことにします。
不動産を購入するベストな時期は?
最初に断っておきますが、私の知見であり正しい判断かどうかはあなたにお任せします。
ただ、不動産販売会社を回っても大抵同じような話をされるので、あながち間違ってはいません。
私は大家業をしているのですが、大家業と言っても大層なことはしておらず、家と田畑を貸している。
そして、今現在も優良な物件を探し続けているのですが、なかなか見つけられていません。
優良な物件を手に入れる方法の1つとして、定期的に売りに出されていないか物件単位で確認している。
▼例えば、駅近のAマンションを1部屋買いたい
なぜ既に売りに出ている他のマンションではなく、Aマンションに狙いを付けているかと言うと、事前査定を終えて値崩れしにくい物件だと判断しているから。
最終的な判断は、価格だけ。
ただし、この価格がネックとなりどこも値上がりしていて、ちょっと利回りが悪く手を出せない状況。
どのぐらい値上がりしているかと言うと、
- 2003年 日経平均10000円 4000万円
- 2018年 日経平均22000円 5500万円
2003年に4000万円で販売されていた物件が、現在5500万円で売りに出されている。
築15年増えてだよ。
もちろん、2009年2010年の日経平均が落ち込んでいた頃は、値崩れしている。
2020年の東京オリンピック後に不動産価値が下落すると言われているのは、日経平均が下がるぞと言っているのと同じことである。
ちなみに私は日経平均15,500円頃に不動産を取得して、現在22000円だから得をしている。
更に円安にもなっているから、相乗効果でラッキーだとも思っている。
先程の例は稀ではなく、都心ではそのような傾向が多い。
駅から徒歩10分以上になれば選択肢も増えるけど、駅から離れれば離れる程「空地」「空室」の確率は上がり、駅近で立て替えが起きると無しのつぶてになってしまうので、駅近しか候補に入れていない。
だから、安い時期に不動産を購入したいなら、1つの指標として日経平均がダダ下がりしている時に購入するのもありなのだ。
購買欲も冷え切っており、買い叩くことができる(笑)
逆に考えれば、今は売却するには良い時期なのかもしれないね。
不動産の購入を検討している方は、市区町村の人口増加率と鉄道路線の乗車率から需要のある土地の探し方について書いた記事はこちら
2020年東京オリンピック後に不動産価格が下がるとは限らない
不動産価格が値下がりするとしても、急に下落する訳ではなく徐々に下がっていきます。
しかし、2019年10月から消費税10%になりますから、駆け込み需要も相まって不動産の需要がその後停滞するのは目に見えています。
消費税増税が更に先送りになれば話は変わってきますが、変わらないようであれば東京オリンピック後の動向を見てから判断しても遅くはないでしょう。
まぁ、2021・2022年頃に買おうと思っていて住宅補助なしで今現在賃貸に住んでいる方は、増税前に買った方がお得だと思います。
住宅補助が、贅沢にある方は安くなるまで待つのも良いでしょう。
ただし、消費税増税でさほど大きな金銭的影響は受けません。
と言うのも、消費税増税により影響を受けるのは「建物価格」だけであり、土地に関しては関係ないため、一般的な上物の価値は2000万円前後ですから、消費税8%⇒10%になっても40万円しか影響を受けないのです。
更に突っ込んで話せば、不動産仲介手数料にも影響を及ぼしてきますが、それも数万円程度の差ですから、増税という言葉で騙されないようにしてください。
言葉巧みにどれだけ吹っかけられているのか、土地値と設備グレードから判断してください。
いくら土地値が高くとも、駅から遠かったり不便な土地は値崩れする条件が揃っています。
まとめると、冒頭でも述べたように不動産購入は「思い立ったが吉日」なのです。
めちゃめちゃ好みの物件があり足が出る金額ぐらいだったら、無理して買うのもありです。
買いそびれるとあなたが死ぬまでその物件が売りに出されることはないですから、一期一会なんですね。