住宅ローンと言えば、「住信SBIネット銀行」「新生銀行」などが有名ですが、近年「イオン銀行」が頑張っています。
人により色々な事情があるでしょうが、ここでは私がローンを組んだ「イオン銀行」について手続きの流れを書いておこうと思います。
あと、手数料を安くする不動産選びに関することも書いておきます。
イオン銀行のフラット35は、0.63%
公式サイト:イオン銀行 最新金利情報ページ
2016年7月契約をした際の、私のフラット35固定金利は、0.63%です^^
購入物件が、技術基準をクリアし検査機関の適合証明書(検査済証)が交付されているためフラット35の上位となるフラット35Sを契約することができています。
金利や購入物件に関しては、以前こちらで記事にしています
フラット35Sでは、最初10年間に関しては0.63%。11年目からは0.93%となっています。つまり、最初10年間に関して0.3%の減率措置の恩恵があります。
固定金利0.93%ってすごくないですか?
ちなみに固定金利の傾向として2014年は約1.6%、2010年は2.2%です。
まさに、デイトレで例えるなら「今が買い」だと判断します。
たった2年で半値、損しても限定的だしむしろ損少利大とはこのことを言うんだと思います。
イオン銀行の提出書類
イオン銀行のローン審査に関わる掲示板では、結構荒れています。
「提出書類が多い」
「結局ダメだった」
「担当者が信用ならない」
これに関しては語るつもりはなく、
「不動産売買ってそもそも面倒なものじゃない?」
とも思っていたので、こういうもんだろうと思ってました。
どうしても1つ挙げろと言われれば
「イオン銀行の融資支店が少なくて、かなり遠いところまで行かされた」
ことでしょうか。。
ちょっとね、大きな買い物してるんだから家まで来てくれよと何度か思いましたねwww
では、自営業者の私が用意した書類一式を書いておこうと思いますね。
- 免許証
- 保険証
- 住民票
- 印鑑証明
- 実印
- 納税証明書(その1、その2)過去2年分。税務署で発行
- 返済銀行通帳・銀行印
ぐらいだと思います。
仮審査が通ったら、1~5まではイオン銀行に訪れる度に持ち歩いておいた方がいいと思います。
納税証明書や返済銀行関連は、1度しかやりとりしないので提出して終わりです。
私は、ローン返済用の通帳を作らないので今ある口座を利用しますが、ローン返済だけの口座が良いのであれば開設しておいた方がいいです。その際、支店はどこでも構いません。イオン銀行で作れば、イオンで5%OFFで買物できるようにもなります。私は、イトーヨーカドー派なので旨味がありません^^
掲示板に「貯金の残高証明を提出するよう言われた」という書き込みもありました。私は、昔賃貸を借りる時に収入ではなく財力で借りたことがあって、その時に銀行から残高証明書を取り寄せたんですが1週間ぐらいかかりましたね、しかも手数料も高かったのを覚えています。高いと言っても800円ぐらいだったかと思いますけどね。
事前審査をしておくと話が早い
あっちこっち審査に行くのは時間がもったいないので、一括審査見積りしてしまうと楽です。
銀行により金利内容が違いますが、とりあえずどの程度のローンになりそうか確かな金額を知っておくのが、損しない方だと思います。
どこでローンを組むのが一番お得かと言ったら「優良住宅ローン」です。私は、不動産屋が提携していなかったのでイオン銀行にしましたが、もしあなたが各ローン会社に足を運んで個人で借入してしまおうと考えているのであれば、優良住宅ローンが一番オススメです。
「新規お借入業界内最安金利」「お借換え業界内最安金利」なので優良住宅ローンは良いと思いますね。
フラット35の事務手数料Aタイプは、0.7%
フラット35やフラット35Sを契約するにあたり、事務手数料AタイプとBタイプがあります。
タイプ | 金利 | 融資手数料 |
---|---|---|
Aタイプ | 0.93% | 融資額の1.836%(私は0.7%) |
Bタイプ | 1.13% | 54,000円(税込) |
あなたは、AタイプBタイプどちらで契約しますか?
「最初にちょっと支払って金利が0.2%下がるAタイプにするのか?」
「いやいや現金を残しておきたいんだというBタイプにするか?」
例:融資3000万円のAタイプBタイプを比較してみる
- Aタイプ:融資手数料55.1万円
- Bタイプ:融資手数料5.4万円
差額49.7万円を金利差0.2%埋めに掛かる月数は、177カ月(14年半)かかります。
※0.2%とは、1.13%-0.93%という計算です。
「177カ月か~ちょっと微妙だなぁ」
と私は思ったんですね。
だって、14年半かかって差額49.7万円がやっと返ってくるんですよ。それなら、手元に49.7万円残しておいた方が良いですよね。
でも、よくよく聞いてみると通常は1.836%だけれども、私の場合は0.7%+税になるとのこと。
すると
- Aタイプ:融資手数料22.7万円
- Bタイプ:融資手数料5.4万円
差額17.3万円は、61カ月(5年)でクリアすることに。残り30年間のお得となるわけです^^
いや~お得!当初考えていた固定金利よりもお得だし、融資手数料だって1.836%ならBタイプにしようと思ってたけど、0.7%なら話は別っていうことでAタイプにできました!
ここで、なぜ融資手数料が1.836%⇒0.7%になったのか?
どこにもそんな情報ないぞと思うかもしれません。実際にこの情報は探しても載っていませんでした。ここからが大事なので、イオン銀行でローンを申し込む人はメモっておいてほしいのですが、
不動産屋がイオン銀行と提携している必要があります。
要は、小さい不動産で申し込んだら
「地銀か都市銀行で申し込んでね」
「他にもいっぱいあるけど、他を利用するなら自分で銀行行って手続きしてね」
と言われてしまうようなのであれば、そのような弱い不動産屋は辞めた方がいいでしょう。
もしくは、融資手数料差額分を物件プライスダウンしてもらう方向でうまいこと自分で誘導するしかないです。物件の値引きですね。
まぁ、最初から提携している不動産屋で申し込んだ方が良いです。私の場合、イオン銀行へ不動産担当者が同席してくれたので、資料の手配や説明なども一緒に確認してくれるので安心感が違います。借換えでもない限りは、プロが同席してくれるって言うなら同席させた方がメリットがあります。
安い買い物ではないので、変なとこを通して買わない方が良いとだけ言っておきますよ^^
それなりの不動産であれば、Sクラスのベンツでお迎えがくるので、そういう体験もできるそこそこの不動産屋が気分よく購入できると思いますね。
イオン銀行へ複数回足を運ぶ
物件を購入する際、不動産屋がイオン銀行へ仮審査を出して、通りそうかどうか確認します。
一定のラインを超えていると「仮審査通りましたよ」という連絡が、不動産屋から貰えます。
仮審査後から、不動産屋を介してイオン銀行とやりとりすることになるんですが、その手続きする場所は不動産屋でもできるんですが、週末しか時間を作れない人はイオン銀行まで出向いて手続きする必要があります。
仮審査の後に、本審査があり収入証明となる書類を提出します。
「仮審査は通ったのに、本審査に通らなかった」
という方は、結構います。
なぜそのようなことになってしまうのか?
仮審査は自己申告情報なのに対して、本審査は税務署から発行される過去の収入情報を提出する必要があるため、仮審査と本審査での情報に差異があると落ちてしまいます。
実は私、開業2年目ですが本審査に通ってます。
ビックリしましたか?
これに関しては、こちらの記事で書いています
個人的まとめ
仮審査後から2~3回イオン銀行へ出向きます、それでいて本物件引渡日が決まっているので、それまでに手続きを終えておく必要があります。
ということは、平日に書類を集めたりしないといけないですし週末のイオン銀行へ訪問する予約を考えると、結構忙しいです。
「ちょっと仕事で忙しい時期なんだ」
という方ですとヤバイかもしれません。
そのぐらい色々とタイトにスケジュールが組まれます。
平日の訪問予約は簡単に取れますが、週末の予約はかなり取り難いようで1週間後とかになってしまいます。私はもう平日にサクッと済ませてしまいましたけどね。
個人的には「でかい買い物してるんだけどなぁ」と感じてしまう場面というのはありましたが、金利が安い時期というのもあり銀行側が忙しいのかもしれません。
とりあえず、思っていた以上に安い固定金利と初期費用で契約できてホッとしております^^