ブログ運営をしていると商品レビューの際、紹介リンクを貼ることがあります。
「この商品使い勝手良かったから、皆にも教えてあげたいな」
リンクをペタッと貼り付けて、検索で訪れた方が買いやすいように準備してあげる。
そのリンクから購入してくれることで、サイト運営者に購入金額の2%3%が報酬として支払われる訳なのですが、Amazon以外の楽天・Yahooリンクボタンは必要・不必要どちらだと思いますか?
私の経験則から、この話にピリオドを打ちたいと思います。
Amazon以外の商品紹介リンクは必要?
商品を紹介する際、私はAmazonリンクだけを使用していました。
理由は、プライム会員になっていれば送料無料で家電・靴・書籍・タブレットなどほぼ最安値で買えるし、翌日には届きビデオも音楽も無料だから。
私の中でAmazon神だと思っているから、皆も当然プライム使っているでしょという体でリンクを貼っています。
ですが、ブロガー界では
「読者に選択肢を増やしてあげると、取りこぼし防止になる」
「その方が、ユーザビリティも向上する」
なんて意見もあるのです。
▼例:タケル君は、Amazon使わないマンです。
Amazonリンクしかないから、買いたそうにしていたタケル君を取りこぼしてしまった。
楽天・Yahooのリンクボタンを設置しておけば、買ってくれたかもしれないのに。
という意見を聞き、至極正論だと思い当サイトでも導入してみました。
果たして、収益はどのように変化したのでしょうか?
全体のクリック回数UP!
赤 | 黄 | 緑 |
---|---|---|
クリック数 | 注文数 | 収益 |
青矢印から、Amazon・楽天・Yahooの3つのボタンを設置。
Amazonのクリック回数と収益は下がりましたが、楽天・Yahooを含めた全体のクリック回数は、以前に比べ10%増となりました。
Amazon100回だったのが、Amazon80・楽天Yahoo30になった感じ。
「皆の言う通りやったんや!」
「皆の声に耳を傾けるべきやね~」
なんて思って、感謝の日々を送っていたのです。
1週間経ち、Amazonアソシエイトのレポートを眺めていると何やら様子がおかしい。
全体のクリック回数は上がったけど、Amazon+楽天+Yahoo足しても、Amazon一択の頃より圧倒的に収益が低い。
直近30日間分の総収益を確認すると、日に日に減っていく(笑)
こちらのアフィリエイトプログラム紹介料率を見てほしい。
リンク先 | 紹介料 |
---|---|
Amazon | 平均3% |
楽天 | 固定1% |
Yahoo | 固定1% |
リンク先により、紹介料が違います。
Amazonリンクで売上100万円あったら、3万円が紹介料として入ってきます。
クリック回数と注文回数はもちろんイコールではないのですが、コンバーション率(購入率)は変わらないものとして、例を挙げると
▼例:今までは、Amazonリンクのクリック回数は、月間1000回だった
Amazon800回、楽天Yahoo合わせて300回となった。
Amazonのクリック回数が200回下がったのなら、楽天Yahooは600回ないとペイにならない。
つまり、最低でも全体で1400回(40%UP)のクリック回数でないとマイナスとなってしまう。
更には、今回体験してみて分かったことは、楽天・Yahooのコンバーション率はAmazonに負けず劣らず悪くなかったということ。
でも、紹介料1%はクソすぎやしないかい?という話で、結果がすべてだからリンクを貼るだけ無駄な行為だと感じた。
3週間ぐらい試してこりゃダメだと、Amazonリンクだけに戻すことにした。
そのパフォーマンスがこちら
3つのボタンより、AmazonリンクだけでOK
赤 | 黄 | 緑 |
---|---|---|
クリック数 | 注文数 | 収益 |
青矢印が、Amazon・楽天・Yahooの3つのボタンを設置した時期。
先程の画像と波形が違うのは、期間の初日を基軸にして波形を作るのが関係しているみたい。
何度も確認したけど、青矢印の日にちは同一だよ。
緑色の収益バーを見てもらえればわかると思う。
赤矢印から、Amazonリンクだけに貼り換えた。
結果、日ベースで倍近くまで収益も戻ってきた。
当サイトを運営してずっと波形は、上から赤・黄・緑の順で並んでいた。
一番多いのがクリック回数、次に注文回数、最後に収益のバナー、よく売上表で見かける形だね。
もうAmazonだけしか貼らないよ、グッバイ楽天!
Yahooに限っては、雀の涙程度ですから利用価値ゼロ。
私はよくYahoo!ショッピングで買い物するのだけど、世間ではYahooより楽天市場が圧倒的に多いみたいです。
選択肢が多ければ、ユーザビリティなのか?
相手に選択肢を与えることは、必ずしも良いことではありません。
紹介料3%なのは尚良かった事象であり、私がAmazonリンクを貼るのには別に理由があります。
Amazon | 楽天 | |
---|---|---|
返品対応 | Amazon受付 | 個別ショップ受付 |
クレーム | Amazon対応 | 個別ショップ対応 |
翌日到着 | あり | なし |
靴の試着 | 返品・送料無料 | 送料負担 |
Amazonから直接購入する安心感!
Amazonは、販売者ではなく購入者の味方をしてくれるから、巨大な企業へ成長しました。
楽天で買って「返品したいけど、面倒くさいな」思ったことありません?
メールで問い合わせて、銀行口座教えて返金してもらって、どこに送り返せばいいのか。
Amazonなら注文履歴から返品手続きを踏んで、自宅へ集荷依頼すれば済む話。
私にとってのユーザビリティは、Amazonリンクを貼るだけで成し遂げられてしまう。
安い・翌日届く・返品手軽、購入から万が一のフローまで完結に済むから、大抵の物はAmazonから購入できますから、1人でも利用者が増えるといいですね。
ブログ運営者の方は、Amazonリンクオンリー!
読者でプライム会員になっていない方は、30日の無料期間を利用しその利便性に魅了されてください^^
Amazonは神だった、というお話でしたがいかがでしたか?
ブログは好きなように運営するのが一番ですが、自分の納得できる落としどころを見つけてください。