クロス取引を利用して株主優待の権利を取った!
数カ月後、株式関係書類が届き
「優待が届いたぞー、配当金も受け取った!」
証券会社の入出金履歴を見ると・・・
「クロス取引だから配当金の差し引きは、ゼロのはずじゃ…」
株って難しい世界なんですよ^^私が説明します。
クロス取引の場合、配当金は差し引きゼロで正解
参照例:すかいらーく配当金
現物買いと一般信用売りのクロス取引を利用して優待権利を取得した。
その時、配当金の権利も取っていた。ということが、あったとします。
実際に私は、このような経験というのは何度もあります。
証券会社の入出金履歴を確認してみると
- 入金(売付):2,120円から税金(所得税・住民税)を引いた1,690円が配当として口座に入金されました。
- 出金(買付):クロス取引をしているので一般信用売りしていた配当金額分が引かれます。
普通に考えれば、クロス取引なので買いで配当金の権利を得て配当金を貰えたとしても、同時に売り建てもしているのでマイナスの配当金が発生する。つまりは、「差し引きゼロ」と考えるのが一般的だと思いますが、どうもそうではなさそう。だって、差額430円はどこにいったのさ。
安心してください!
翌年に還付され戻ってくる
差額430円は来年戻ってきます。
あなたが、特定口座の源泉徴収ありで配当金の設定を株式数比例配分方式で取引していれば、自動的に証券会社が計算して手続して返ってきます。もちろん、私はこの設定ををしてあります。優待を取るのが仕事であり、税金のやり取りに時間を割くのは非効率ですからね。
カブドットコム証券・松井証券での、株式数比例配分方式の設定はこちらで書いてます
そのような設定をしていない方は、自分で確定申告をしないと戻ってこない場合があります。
「クロス取引は、損するから難しいですよ」と書いているニューストピックのコラム者がいますけど、きちんと初期設定をしていれば損はしません。
個人的まとめ
多くの株主優待を取得しているとたくさん配当権利も取ってしまうので、それだけ差額の手数料で元本目減りしているように見えますが、翌年一気に戻ってくるので安心してください。
あなたが考えることは、いかに還元率の良い優待をノーリスクで取り、優待商品や優待券で生活水準を上げることに時間を使えばいいだけです^^1度2度経験してしまえば後は同じサイクルの繰り返しなので、死ぬまでこれが続くと考えれば要所要所の重要なポイントだけを覚えておけば問題ありません。