NISA・積立NISA・iDeCo、この中で一番使い難いのがNISA。
年間120万円までの購入(買付)しかできず、短期売買も銘柄入れ替えも頻繁にできません。
出来ることと言えば、長期保有目的で枠を使うぐらいなのですが、最悪マイナスになると損益通算ができないというデメリットが目立ちます。
しかし、IPO投資にこそNISAが活かせるのだと気付きました。
そこで、IPO投資でNISAを利用するメリットを書き出してみることにします。
IPO投資でNISAを利用するメリット
通常、IPO投資で得た利益に20.315%の税金が課せられます。
▼例:公募価格1,500円 単元100株 初値3,500円だった場合の利益
初値で売却すると
- (3500-1500)×100=200,000円
- 200000×0.20315=40,630円
20万円の利益に対して税金40,630円引かれて、純利159,370円となります。
IPO投資で当選すればするほど、利益が積みあがれば上がるほど、その金額の約21%を税金として払わねばなりません。
1000万円儲けても約210万円取られてしまうのです。
そこでNISAを利用し、無税(1000万円儲けて1000万円貰う)にするわけです。
ここまでは極ありきたりな話で、この後が本題です。
NISA使ってIPO投資するなら、SBI証券で運用するのがマスト
ベストではなく、マストです。
SBI証券以外でIPO投資するなら、別にNISAを利用しなくても構いません。
カブコム・SMBC・大和、様々な主幹事証券会社がありますが、SBI証券だからNISAを活かせる部分がこちら
- SBI証券は、3年に1度S級IPO銘柄に当選する
SBI証券には、IPOに応募して落選しても「IPOチャレンジポイント」が貯まる制度があります。
IPOチャレンジポイントを使ってIPOに応募することができ、ポイント枠が用意されていてポイントの多い順に当選します。
それは、ここぞと言うIPOにガッツリポイントを使うことで、高確率で当選させることができます。
S級IPO銘柄は350P以上必要ですが、年間新規上場企業は約100社ですから、すると3年ないしは4年に1度S級IPOに当選することになるわけです。
※落選1回につき、IPOチャレンジポイント1P獲得
ここで重要なことは、IPOチャレンジポイントを使う時に、NISA口座を開くこと。
NISAは、5年間しか無税にできませんから、IPOチャレンジポイントが貯まっていないのにNISAを利用しだしてしまうと、ポイントが貯まるまでに3年掛かる訳ですから、最悪1回・良くて3回しか無税にできないので、IPOチャレンジポイントが貯まった時にNISA口座を利用するのが重要です。
もちろん、抽選でちょこちょこ当選する可能性はありますけど、S級IPOに当選する可能性は限りなくゼロに近く、A級B級はたまたC級が関の山かもしれません。
そこで10万円の利益を無税にさせるよりも、IPOチャレンジポイントありきで考えると、いかにしてポイント使って当てた利益を無税にするかに着目すると、自ずとポイント貯めて使うギリギリまでNISA口座を利用せず引っ張った方が良いというのがわかります。
▼例:ポイント貯めずNISA開始 5年間に抽選3回(B級)ポイント1回(S級)当選
- 10万円×3回+100万円=130万円(純利益)
NISA開始と共にポイントを貯めだしたため、S級1回しか当選させられませんでした
▼例:ポイント貯めてNISA開始 5年間に抽選3回(B級)ポイント2回(S級)当選
- 10万円×3回+100万円×2回=230万円(純利益)
ポイントを貯め使う間際にNISA開設したため、期間内にS級2回当選させられました
NISA期間外(課税期間)になると100万円の利益は、100万円⇒79万円になってしまう訳ですから、なるべくうまく活用した方が良いわけですね。
個人的に、NISAはいつでも出金OKの使い勝手のいい節税方法なのですが、5年間という短期間と損益通算ができないという何ともデメリットが優ってしまうところがネックだったのですが、SBI証券と絡めることでうまいこと活用できます。
ロールオーバーと言って、5年後の期間延長もできますが、NISAは2014年~2023年までの断定的な制度なため、期間延長するだけの時間は残されていません。
60歳まで出金不可能な積立NISAに躊躇している方は、NISA使ってIPO申し込むのが安心安全に貯金増えて良いと思います。
私は学資保険を辞めて、2017年秋からIPO投資に切り替えてます。
頑張って200万円貯めるよりも50万円を15年で350万円に化けさせた方が、元手が掛かりません。
SBI証券と住信SBIネット銀行を連携すると7000円貰えます
住信SBIネット銀行は、「SBI証券の買付余力」と「銀行口座の預金残高」が連携できる銀行です。
つまり、わざわざ銀行からSBI証券に資金移動することなく、銀行残高がSBI証券に紐づきます。
更に住信SBIネット銀行が発行するミライノカードを作ると、今なら7,000円貰えます。
初年度無料で7,000円貰えるとあり、申し込みました。
既に住信SBIネット銀行を持っている方は、個人情報入力なしで申し込めるので簡単です。
いつNISA口座を利用するのがベスト?
NISAは5年間の非課税期間がありますが、5年間という計算方法はこうなります。
NISA期間算出例
- 2015年1月1日 NISAで購入
- 2015年12月30日 NISAで購入
どちらも2019年度末までが非課税期間です。
つまり、ポイントが貯まり大型S級IPOが上場するとわかっている年なら、直近だろうが年初だろうが構わないという話です。
また、NISAは年間120万円まで非課税投資枠が設定されていますが、IPOはそうそう当選しませんし、そもそもIPOチャレンジポイントを利用した節税方法のためのNISA活用を目的として今お話していますから、気にする部分ではないかな。
夫婦+子供+親族名義で同様の事をすれば、モリモリお金増えていきます。
まぁ子供は、ジュニアNISAになりますからできないか。
両親や親族の名義を入れれば、IPOチャレンジポイント年間1000P以上貯まり、1P>2,000円の価値がありますから、年間200万円以上の内部保留金が蓄積していってます。
投資意識が強い方が、面倒事を一切引き受ければ一族を富裕層へと導いてやれるのは間違いありません。
我が家では、お金関係の相談はすべて私にきて貧乏くじを引いていると感じる時もありますが、家族ですから不幸にならないようアドバイスしています。
ですから、IPOチャレンジポイントを貯めてまだ1年なので個人では160Pしか貯まっていませんが、再来年にはNISAを利用しポイント使ってS級IPO当選させようと思っています。
その頃には更に良い制度ができている可能性もありますが、それはそれで尚Goodですね。