銘柄や保有期間により、株主優待のグレードが異なります。
多くの方々が効率が良い直近クロス取引を利用しがちですが、通年コスパが良い株主優待というのは、だいたい同じ銘柄だったりします。
その銘柄の中で、1年以上の長期保有で優待商品内容のグレードアップが見込めるなら長期保有を検討したいところですが、保有期間中資金拘束されてしまうというのがネックでもありますね。
ここではある方法を使い、莫大な資金を拘束されることなく効率的に長期保有認定をさせる方法を書きたいと思います。
長期保有の認定は、株主番号が同一かどうかで決まる。
「長期期間に渡って株式を保有してますよ」
と認定されるには、
- 決算期の株主名が同一であること
- または株主番号が同一である
必要があります。
▼例えば、4月1日に買って売って、更に買ってその日を終える。
この場合、1度目と2度目の買いでは、株主番号というのは変わってしまいます。
また最近、証券会社で取り扱っている貸株制度を利用して保有株を貸し出してしまうと、株主番号は変わってしまいます。
詳しくは各証券会社に確認してほしいんですが、簡単に説明しますと権利を貸し出してしまっているので戻ってくると株主番号が変わってしまうようです。
権利を貸し出しているだけなら、戻ってくれば株主番号は変わらないんじゃ?と思うでしょうが、そうではないのです。
この制度を知らずに、権利獲得失敗している投資家の方が毎年います。
肝は、株主番号が同じならOK
まとめると「株主番号が同じなら、なんだっていいんだよ」そういう解釈もできますね。
実際、長期保有の認定は株主番号が同一であることとなっているので、ここの条件をクリアする必要があります。
じゃあ、どのようにして株主番号が同じまま長期保有認定を勝ち取り、優待をグレードアップさせるかですが
優待のグレードを上げるには、単元未満株(端株)を利用する
銘柄により最低購入株数というのは違います。100株~もあれば1000株~もあります。
そういう銘柄を1株だけ買う制度であり、ミニ株とはまた違います。
ちなみにミニ株では株主優待は貰えません。
どこでも単元未満株が買えるわけではなく、扱っている証券会社は極少数です。
柔軟性のある有名証券会社上位2社を載せておきます。
※2社とも、配当も受け取れます。
証券口座を新設する際、お小遣いサイトハピタスから申し込むとお小遣い貰えます。
キャンペーンを利用して開設しました。
ハピタスから申込むと、公式サイト&ハピタスの2ヵ所からキャンペーン獲得できます。
口座開設でいくら貰えるよ、というキャンペーンですね。
長期保有優待を貰う手順
実際に長期保有優待を貰うには、
- 単元未満株1株だけ購入する
- 優待権利前に優待取得に必要な株数(単元株)を購入する
- 優待権利落ち後、単元株だけ売却
となり、単元未満株1株だけはずっと保有し続け、あくまで長期優待権利を得るために単元未満株を利用し株主番号を同一に保つために利用しているという認識になります。
長期保有優遇制度を利用し、低コストで利回りをアップさせてくださいね。
個人的まとめ
銘柄によっては、権利日に株主名が同じであれば構わないものもあれば、株主番号が一致する必要がある銘柄もありまちまちだったりしますが、何をしても株主名はクリアしていますから、すると問題となってくるのは株主番号なわけですね。
そこで銘柄により、いちいち「株主番号まで求めているのかな?」と確認するよりかは、優待取り初心者であれば、長期保有した場合優待グレードアップがあるのかどうか調べ、あるようであればとりあえず単元未満株1株保有しておくのが一番簡単です。
そして、権利前になったら優待取りに必要な株数だけ購入し権利後に売却する。
この流れとなります。
一般的な株式投資で年率5%運用が難しいようであれば、優待取りをした疑似的年率5%運用した方がノーリスクで大変おススメできます。
QUOカードやお米券やビール券や優待券などはオークファンで売却できるので現金化することで疑似的な売却益・配当金を受け取ることができます。
もちろん資金があればあるほど優待コスパ良い銘柄の投入金額は限られているので、年率は下がっていきますが、それは優待取りしながら次のステップアップを考えていけばいいのだと、私は思います。
1000万円で年間50万円ほどの優待利益をとるのは簡単なので、そう考えると公表されている全国平均預金額600万円(単身)950万円(家族)から「2000万円ある人はどうするんだ~」とない物ねだり的な考えをする必要はないのだと思います。
結果を見て限界があるとわかってしまうと辞めてしまう人と、とりあえずそこまでやってみる人の二極化されるんですが、お金を持っている人というのはとりあえず取り掛かる人に多い傾向があるような気がします。
私は、単元未満株を取り入れた長期保有までしろとは言いませんが、銀行にお金を寝かせているぐらいならクロス取引をやって優待を得て疑似的な株式運用を行うことはおススメします。
クロス取引(実践編)