音が反響してポコポコ音が鳴り響いているのをどうにかしたい。
そのような悩みをこのページでは、解決していきます。
マンションやアパートの1部屋ごとに換気口が設置されてますが、せっかくの静寂さが損なわれ残念なのです。いらないんですよね。
では、早速本題に入りますが、今回我が家で実践し効果があった方法を書いています。
また、私は大家業をしていて管理物件にも同様な対策を施している。ちょっとした実績のある方法です。
また、ちょうど年末にこの記事を書いているというのもあり、ホコリ対策も書いておきますね。
換気口から音が聞こえる原因は、防音対策されていないから
部屋の壁に直径10cm~20cmの筒状の穴を開け、換気を良くする。
建築基準法により1部屋に1つ換気口設置義務に沿った構造ですが、換気口になにも防音対策されていないと、外の音がモロに入ってきます。
換気口がある悪影響
- ポコポコ・ボーボーとした風の音が聞こえる
- 鳥や猫・人の声が丸聞こえ
- 隣や下の階からの臭いが入ってくる
- 虫が侵入してくる
- 換気口周りの壁紙が黒く汚れる
ちなみに換気口のカバーを外して中を覗くと、防音対策はされておらず長年経過してホコリや砂が溜まっていました。
これではただの太鼓で、音を拾うための構造になってしまっています。
そこで防音対策としてウレタンを詰めます。
屋内換気口の音の反響音を減らすには、ウレタンで塞ぎ吸音
換気口にポリウレタンの防音パイプを詰込みます。
- 換気口が寝室の枕元にあり、外の音が聞こえ寝付けない
- ちょうど通路側に換気口があり、廊下のおしゃべりの声が聞こえてくる
そのような部屋の作りあると思います。
外の音が聞こえるということは、逆に言えば室内の音も外に漏れているということ。
換気口の穴を塞ぎ防音対策を施したい!
そのような方のために、ポリウレタン製の防音パイプが販売されています。
- 柔軟性があり、どのような穴にも対応
- 引越しの際、取り出して簡単に捨てられる
- 安価なため数ヵ所に設置できる
- 1度取り付ければ、数年は長持ちする
- 設置工事なし
いくぶん静かになります!
私は賃貸に住んでいるのですが、何年も前から勝手に詰めています。
引越し前日に取り出してゴミに出せばわかりません。
明渡日にカビや錆びが発生していた、なんてこともないわけです。
各部屋に換気口があるため、音で悩んでいる方が年々増えています。
換気口から入ってくる冷気や熱風が気になる方は、【賃貸OK】屋内換気口の寒い冷気を塞ぐ防寒対策!【カバーに細工して解決】で対処できます。
防音ウレタンの取り付け方法
手順1、ホコリとりフィルターを換気口サイズにカット
ホコリとりシートを防音ウレタンのサイズにカットします。
防音ウレタンだけを詰めるよりもホコリとりシートで保護することで
- 換気口周りの壁汚れを防げる
- 防音ウレタンを交換する時にホコリが舞わなくて済む
換気口周りの壁紙が、年々汚れてくる体験をしたことある人もいるんじゃないでしょうか?
綺麗に保っている人は、皆さん中にフィルター入れてます。
フィルターが入っているかどうかは築浅築古物件関係なく、大家やその建売の見えない配慮によります。
実際、私の今住んでいる物件は、築浅ですけど入ってませんからね。
これが分譲でローンを組んで購入したのだとしたら、壁紙汚れ対策として今からでもフィルター入れてください。
車通り沿いに住んでいれば、1年で簡単にスス汚れのようになってきますから。
百均でも構いませんが、目の細かさと厚さが違いますから、いくらも違いませんしトイレ換気口にも代用できるため、いつもそれを購入しています。
壁紙が汚れて業者に依頼すると、壁紙4面張替え交換になります。
一部・1面だけだとお金になりませんし、あーだこーだ理由付けて嫌がり、4面で4万円ぐらい取られます。フィルターなら数百円です。
手順2、換気口にフィルターと防音ウレタンを設置
この時、ホコリとりシートを一番外側にすることで、虫の死骸が溜まったり虫や鳥の巣になるのを防いでくれます。
また、このホコリとりシートですが、粘着力がものすごく弱いので期待しないでください。
ただ今回の場合、押し込んでしまうのでフィルターとしての機能さえ活かせれば問題ないのです。
押し込むとこのような形になります。
まだ入りそうなので、2個目を入れてみます。
一般的な部屋であれば最低2個入るので、キッチリ詰めてしまった方が防音効果は高まります。
ちなみに、穴が直径10cmだったため、同サイズの防音ウレタンを選びましたけど、換気口サイズを測ってから買ってください。
私が以前住んでいたマンションでは、直径15cm幅でしたので、賃貸により穴のサイズはまちまちです。
かなり外の音が気になる方は、大きめのサイズを選ぶことをオススメします。
大きいのを小さい穴に押し込んだ方が、圧縮率が高まり防音効果が高まります。
手順3、ダメ押しで内側にもフィルターを咬ます
最後に蓋をしておしまいなんですが、ここにきちんとしたフィルターを咬ませておいた方が、いいですよ。
ホコリとりシートだけでは、汚れを防ぎきれないので、ここにしっかりとホコリを吸着するシートを取り付けておくのがミソです^^
順序は、外側から
- ホコリとりシート⇒防音ウレタン⇒フィルター⇒蓋
賃貸であってもやった方が良いです!
1ヵ月で汚れがわかるぐらい黒くなっているので、それが室内に入ってくるんだと思うと、いくら空気清浄機を付けていてもいたちごっこになってしまいます。
ホコリや塵の室内混入を根本的に絶つ効果があります。
私は塵やホコリで鼻水が出てしまうアレルギー性鼻炎なのですが、フィルターをかましてから症状が改善されました。
自宅では、フィルター+空気清浄器のコンボで風邪でもなければ鼻水は出なくなってます。
結論:防音ウレタンでの静寂さが手に入る
確実に、音は小さくなります。
賃貸に引っ越す度に防音ウレタンを入れていますが、それだけ効果がありますし、気密性も高まるので実践しています。
- 風の音がやみ、人の話し声が遠くで聞こえるぐらいになり、ホコリや虫も入ってこない。
- 穴に詰めるだけなので、見た目に変化はなくスッキリしているのに効果あり。
いくらでもないですし退去する時に取り出して捨てればいいだけなので、手間暇掛からないのでオススメです。綺麗なままなら、引越し先で再利用すればいいのです。
「もう換気口を埋めてしまいたい」
換気口にビニール袋を入れ、その中に発泡ウレタンを噴射すれば簡単に埋められます。
固まってしまってもしょせん発泡スチロールなので、簡単に砕いて捨てることができます。
【要検討】それでも解決できない方は、2重窓
「換気口対策しても音が気になる」
音の入口は、窓・換気口・レンジフードと様々です。
壁に比べて窓の遮音性は低く、音の半分は窓から入ってきます。
最近多いペアガラスは熱に強いんですが、音に弱いです。
※2重窓(2重サッシ)とペアガラスは違います。
そのような場合、2重窓にしてしまうことで効果的に遮音性を高められます。
工務店に「設置面が大きい分効果が高いよ」と勧められ、後付可能な2重窓を設置した記事がこちら>>プラマードUで管理物件を2重窓にしてきた!ひゃ~めっちゃ静かになる
自分で取り付ければ、1ヵ所1.5万円以下でできる時代です。
「寝室」「リビング」だけでも取り付けてみると静寂な空間になります。
また、雨粒が窓のサッシに当たり音が気になる方は、窓のサッシに雨粒が当たってうるさいから防音シート人気4品で対策してみた(結論:芝生最強)を試してみてください。
さすがにトイレは換気扇回しっぱでうるさくても構いませんけど、寝室だけは静寂空間で眠りたいですね。
以上の事を自宅と貸し出している物件に設置していますが、値段の割に静かになってます。
防音パイプ+フィルターで快適な室内空間を作ってください。
余ったホコリとりシートは、トイレの換気口にも付けてホコリ&虫予防
ホコリとりシートが余ったら、せっかくなのでトイレの24時間換気にも付けてあげてください。
基本、換気口にフィルターを付けることは絶対です。
付けておけばファンが汚れませんし、年末の大掃除でパッと交換するだけで済みます^^
ホコリはアレルギーを発症させる原因にもなりますから、綺麗にしておいて損はありません。
部屋によく虫が入ってくる人は網戸が原因かも?
【網戸の虫除け】隙間からユスリカが入ってきたらAJスカイメッシュへの張り替えが効果抜群だった!で網戸の張替レクチャーと効果を書いてます。