日本には、約400万社存在し、その9割が中小企業です。
そして、書面上7割の会社が赤字決算だ。
私が今まで勤めてきた企業もそうですけど、大抵の経営者は「会社の金は自分の金」だと思っている。
だから、従業員があくせく働いたお金を吸って贅沢をする。
「リスクを取ってるんだから、これぐらいしないと」
というのが、彼らの都合のいい言い分なんだけど、総じてブラック体質なことが多い。
格差社会だからこそ、ビジネスとは何たるかについて説明します。
稼いだ金は、元顧客の金
売上とは、お客の金が会社に入ってきたということ。
「もう、俺私の売上をどう使おうが自由でしょ」
「バンバン経費に使って、節税もするんだから」
とにかくこのクソのような考え方の経営者は多い。
▼例えば、移動はタクシーやグランクラスを利用する
この高い営業交通費は、最終的に顧客にシワ寄せが行く。
製品や商品に上乗せされ、販売されるのだ。
※グランクラスとは、グリーン車の上位シート。
要は、顧客第一主義を掲げている企業は5万とあれど、実際は費用対効果(つまり売上コスパ)を見て経営者は、ガンガンタクシーを使っている。
「時間を買ったと思えば安いもんだ」
というのが彼らの言い分なんだけど、連日連夜の飲み会も必要なことらしい。
私から見たら、そっちの時間の方がコスパ悪いと思う。
もうね、相手が取引先ならその飲み代分を差っ引いてあげた方が喜ぶし、従業員ならボーナスで還元してあげた方が良いと思う。飲み奢って貰うよりお金を欲しがっている従業員の方が多いわ。
「Amazonは、日本に税金を納めろ」
なんて言っているけど、まずお前の会社が払えと言いたい。
ちなみにきちんと法人税を支払っている企業は、全体の3割だ。
私は、Amazonのような消費者第一主義の企業に対して、とても寛大です^^
グローバル企業と日本企業の違い
現代のような格差社会に「高額商品」は、売れ難くなってきています。
高価で高品質・好待遇は当たり前で、低価で金額以上の品質に価値を求めている人が増えてきている。つまり、それだけ皆お金にシビアになってきて、少ないお金で高品質な商品を手に入れたい人続出なのだ!
そのような時代に、グローバル企業は総じて顧客第1主義を掲げている企業が、日本全国展開してきています。
- Amazon
- IKEA
- コストコ
これらの企業から、学ぶべきことはたくさんあります。
以下、学ぶべき点
- 従業員への充実した福利厚生(従業員専用保育園あり)
- 従業員の賃金待遇(賃金に都道府県関係なし)
- 多様化する働き方に合わせた雇用制度
- 社員食堂(食べ放題)
好待遇が故に有能な従業員が揃い、互いが助け合うだけの心のゆとりがあるため、顧客サービスも高く維持できる。
彼らは、経費削減が顧客満足度に繋がり、低価格を実現できることを知っているから、一生懸命顧客のためにとことんまで不要な経費を排除するように努める。
社長であっても飛行機はエコノミーだ。
これが日本企業であれば、年商1桁億程度でもビジネス乗っちゃって、顧客に上乗せしちゃえばいいかで価格競争に発展し、互いに潰しあう。
本当にまともなビジネスをしたいのであれば、顧客満足度は大切です。
私は、このことを知っているから事業収入で贅沢する気はなく、他の所得で贅沢をしています。とは言っても、収入から見たら全く贅沢なんてしてません。
経費を盛り込んで節税意識はありますけど、だからと言ってタクシーに乗りませんし、上乗せするようなサイクルは踏んでいない。
顧客満足度アンケートを取ったことがないのでわからないけど、事業が円満に事が運んでいるということは、そこそこ満足のいくものになっているんだと思っている。
不必要な経費は、固定費になると厄介
従業員を増やすぐらいなら、福利厚生のグレードを上げた方が、従業員はより一層頑張る。
過去に、忙しすぎて他所に仕事を振ったことがあるんだけど、世の中賃金が上がれば黙々と仕事する人や努力する人は増える。
期待に応えようと頑張る人は、思ったより多い。
これを読んでるあなたも、給料1.5倍にするから本気出してと言われたら、喜んで取り組むと思うし、それが固定給なのだとしたら悪くない条件で、生活の質が上がることになる。
なんだかんだ支払いさえよければ、頑張る人は多いんです^^
私だってそうですから(笑)
低賃金なら如何に手を抜こうか考えますからね。
逆に従業員の増員雇用は、固定費となるためよく考えるべきポイントであり、基本、会社は有能な社員が無能な社員分働くことになりますから、売上×従業員の方程式が通用しないことがあるので、気を付けるべきポイントです。
そんな有能な社員ばかりいたら、もっと年商多いと思いますから。
私は個人事業主であり、今後も人を雇うつもりはないですが、フリーランサーを雇うことはあるでしょう。
フリーランサーは、忙しい時だけ手伝ってもらう依頼主にとって助かる存在です。
その際気を付けたいのは、今まで書きましたように、リッチに支払い高品質なものを作り上げ、不要な経費を削減し、顧客へ低価格で渡すことでしょうね。
低価格が正義だと決めつけてはいけませんが、新たなポジションとして存在を示すのは重要なことですし、顧客満足の先にリターンが見込めるのは間違いありません。
合法だからと言って贅沢な経費は、顧客満足に繋がらないというお話でした。
IKEAの企業理念は大変すばらしく、読みましたけど経営者でなくとも学ぶべきことが多い本でした(憧れから行動に移す動機も大切)