6月になると「予定納税額の払込用紙」が届きますが、稼いでいる人はかなりの所得税の支払いを求められます。厳密には、申告所得税及復興特別所得税ですね。
「nanacoで支払いたいんだよな~」
と少しでも節税を考えていることかと思いますが、1度にnanacoで支払える上限金額は30万円までです。30万円以上の支払用紙はコンビニで払えないよ~と決まっているんですね。
「1枚辺りの支払金額をもっと小さくできないかな?」
「来年の所得税は来年払うから、減額申請したい」
税務署で聞いてきましたので、お伝えしたいと思います。
税金のバーコード付き支払用紙は、頼めば複数枚にしてもらえる
コンビニで30万円までnanacoを利用して節税をしながら支払うことが可能なんですが、nanacoカードの上限金額は5万円なので6枚を翳さないといけないので、超~面倒なんです。
「30万円まで払うことできるよ~」
なんていろんなサイトで言われていますが、現実的に考えると絶対オススメしません。
店員さんにも時間的迷惑が掛かりますし、店員さんによっては複数枚のnanacoを利用して会計する方法を知らない人がいるから。私が住んでいる田舎でも外国籍の店員さんが増えてきていて、ちょっとわからないと言われてしまうこともあります。
そもそもの支払金額が大きいことが原因・・・
「30万円納付してね~」支払用紙1枚ポンッ
ではなく
「5万円6枚送るね~」
だったら、面倒なやり取りせずコンビニで支払えるわけです。
そのため、税務署に行って聞いてきました!
私「予定納税額の納付書を4万円×A枚にしてもらうことってできますか?」
職員「できますよ~」
職員「1期・2期もやっておきますね」
予定納税額の支払いって、1期2期と分かれていて支払期間が違うんですね。
- 1期:7月1日~7月31日まで
- 2期:11月1日~11月30日まで
この期間中に支払ってくださいね~と決まっているんです。
ただ、新たな支払用紙を作成してもらい、よくよく聞いてみると2期を11月1日になる前に支払っても構わないということです。
うんうん、じゃなんで支払期間を設けているのか?と言うと、それは税務署側の関係で期間前に払ってもらってもプール金として一時的に宙に浮いてしまう状態となるから。正直、納税者にとってどうでもいいことなので、私はサクッと払ってしまいました^^
減額申請についても聞いてきた
廃業・休業・失業・災害・盗難・横領による損害や医療費の支出、業状不振、控除対象扶養親族の増加などにより、減額申請することが可能なんですが、審査があります。
要は、話を聞いて減額できるというものではなく、それを裏付ける証拠を提出しなくてはいけません。
また、私は不動産を購入したので減額できないかな~と思い質問してみました。
「家を買ったので少しでも現金を残しておきたいんですよ」
ダメでした!ネガティブ的事案が発生していないとダメということです。
まぁそりゃそうです、私は家を買ってハッピー気分なんですからwww
どうしても「来年の所得税は来年支払うから、今年は払いたくない」ということでしたら、身内の不幸話をすればどうにかなるかもしれません。ただ、税務職員も人間ですから、あまり身の上話するのは得策ではないと思います。
どうせ来年還付で返ってくる
例えば、予定納税額で50万円支払った。
でも、実際は20万円だった。
差額30万円は確定申告すれば返ってきます。逆に言えば、確定申告しないと返ってこないのできちんと確定申告してくださいね!
確定申告用紙には、予定納税額を記入する欄(46番)があるのでそこに記入すれば大丈夫です。
最後の最後に記入する場所なので、ちょっと分かり辛いかと思いますね。
個人的には、予定納税額は支払ってしまった方がお得です。
セブンイレブンでnanacoカードを使って税金を支払えばnanacoカードへチャージした際のクレジットカードの還元率分キャッシュバックが得られますし、また予定納税額に対して還付加算金(約2.0%)が貰えるのでお得です。
いくらでもないんですが、年間税金支払額って結構な金額になるので、するとバカにならないんですよね。
税金を支払ってキャッシュバックが貰えるクレジットカード
税金を支払ってキャッシュバックが貰えるクレジットカードと言うのは、限られています。
以下、クレジットカードからnanacoカードへチャージしてポイントが貰えるクレジットカード
- 公式サイト:年会費無料のリクルートカード(税金の支払いでも1.2%ポイント貯まる)
- 公式サイト:年会費無料の楽天カード(税金の支払いでも1.0%ポイントが貯まる)
- 楽天の紹介コード:S7NC4ZM3
楽天カードはJCBでないと税金を払った時にポイント貯まりません。VISAはNG。
nanacoカードへチャージできるクレジットカードはたくさん存在しますが、そのほとんどは税金の支払いではポイントが貰えません。
私は、リクルートカード・楽天カードどちらも所持しており、税金の支払いの際必ず利用しています。
※2017年11月移行から、楽天カードでのポイント付与は行われなくなりました。リクルートカードだけとなります。
税金の支払い方法は、
- nanacoカードへクレジットカードからチャージする
- そのチャージされたnanacoカードを利用して、セブンイレブンで税金納付書を出す
- 会計の際、nanacoカードで支払いますと告げ、タッチする
- 領収書を貰って終了
固定資産税や車検などバーコード付き納付書であれば、この方法が利用できるので少しでも節約するために利用しましょう!結構な人達がこの方法で払ってますよ^^
リクルートカード・楽天カードのメリットについて書いた記事はこちら
税務署でのちょっとした思い出
確定申告時期でもないのに税務署って混んでるんですよね。
行ってすぐ聞いて貰えるか?って言ったら、番号を持って順番を待たなくてはいけません。
もう身の上話をしているジジババでいっぱい!
確定申告時期でもない税務署の相談窓口っていうのは、大抵自営業者や不動産投資家でいっぱいです。毎度そのような質問だと思われる言葉が聞こえてくるので、当たってると思います。
「時間に余裕がないとこれないな」
そんなことを考えながらいつも順番待ちしていますね^^
個人的まとめ
税金所支払金額が大きい人は税務署に行って、1枚5万円以下の納付書×複数枚に変更してもらった方が、nanacoカード1枚で支払えるので大変便利になります。
私は今まで、nanacoカードを複数枚利用して払っていたんですけど、今後は税務署で細かくしてもらうことにします。コンビニ店員に煩わしい思いをさせることもありませんし、複数枚の会計方法を知らない店員に当たった時の面倒を考えると楽ですからね^^
予定納税額というのは、どうせ返ってくる金額ですので支払ってしまいましょう!