実は、早期結婚こそ人生上がりにいけるハードルが下がります。
1人馬力で稼ぎ生活費を払うよりも、2人馬力で貯蓄した方が貯まります。
25歳で年収800万円貰うには努力と運が必要ですが、2人馬力ならそれぞれ400万円稼げばよく、極めて達成しやすい数字です。
そこで、高卒夫婦20歳が35歳までに人生上がりを決め込む方法を書いてみます。
高卒夫婦20歳の世帯収入
早期リタイアを目指すには、共働きが重要なポイントです。
▼例:高卒夫婦20歳の世帯収入
- 世帯収入:年収300万円×2人=600万円
- 手取:年間240万円×2人=480万円
年間の手取りは、2人馬力で480万円です。
生活費は、
- (賃貸10万円+生活費10万円)×12か月=240万円
2人なら賃料7万~ぐらいからありますし、突発的な出費もあるでしょうから含みを持たせ10万とします。
年間貯蓄額は
- 480万円-240万円=240万円
20歳~35歳までに貯まる額は
- 240万円×15年=3600万円
最低3600万円。
年収は上がり続けるし、奥さんの産休期間・子育て期間を含めても3600万円という数字は現実的でしょう。
人生上がりを決め込みたいなら浪費しない
世の中の大半の人が、稼いだお金を無駄な物と交換しています。
- きらびやかな洋服
- コストのかかる車
- 高級腕時計
- 高級レストラン
何に使おうとその人の自由なのですが、浪費を繰り返しながら人生上がりに行ける人は極稀であり、多くの人が定年後も働くことになります。
つまり、定年を迎えてもお金に困っている状態が続いているということ。
ステータスを気にして浪費を繰り返す気持ちは、わからなくもありません。
他人より良い物(高級品)を手に入れたい欲求は、働く上でやる気に繋がる思考ですが、時として悪魔のささやきに変わる瞬間でもあります。
私も会社員時代は、社会人マナーとして10~20万円の腕時計をしていました。
飽きれば買い直すの繰り返し。
現在は、一生使おうと思って100万円オーバーのブランド時計1本だけを持っています。
「腕時計の出費はこれでおしまい」という気持ちで買いました。
腕時計に興味はありませんが、ホテルフロントや空港カウンターで旨味があるので持ってます。
出張で年間150日ホテルステイしているため、無料アップグレードはバカにできないポイントなのです。私服よりカジュアルスーツの方が、経験上してもらいやすいですよ。
結局、人よりステータスが上でありたい欲求は完全なる自己マンでしかありませんから、ある程度お金持ちになってから、他人の倍の倍するものを手に入れた方が、自己満足度が高いのは間違いありません。
年間貯蓄額100万円の人が100万円出費するのと、1000万円の人が100万円出費するのとでは、同じ額を出費するにしても割合が違いますからね。
お金持ちが社会的信用を得られる訳
日本は、資本主義です。
お金を持っていればそれが信用となり、銀行がお金を貸してくれます。
つまり、先程の3600万円を利用してお金がお金を生む仕組みを作れます。
年利1%でも2%だとしても、年間36万・72万・108万円…お金が増えていく。
これが貯金100万円しかなければ、1万・2万・3万円なんて入ってきても雀の涙ですが、数十数百万単位で入ってくるとなると、生活に余裕が出てきます。
会社にしがみ付く必要もなければ、出世コースから外れても気楽でいられます。
個人的に、現在40歳手前にして同年代(30代の平均貯蓄額410万円)の倍の倍の倍の倍ぐらいは貯蓄があるのですが、そんな私も20代は散財を繰り返していました。
どうにか人生軌道修正できたからいいものの、修正できていなければ今も馬車馬のように働いていたことでしょう。
軌道修正の第1歩となったのが「金持ち父さん貧乏父さん」の金が金を生む考え方です。
知っておいてほしいのは、100万円⇒150万円と、3000万円⇒4500万円とでは、同じ+50%だということ。
同じ+50%なのに、50万円と1500万円との開きがある。
この理屈をしっかり理解できれば、お金を貯める重要性がわかりますし、この領域に達成するために散財を繰り返さなくなります。
誰しもが貴族のような暮らしぶりをしたいものですが、多くの人は庶民で終わります。
別に高級取りにならずとも2人馬力で協力し合い、早期リタイアはできます。
ダイヤだ車だとお金の掛かる趣味を辞めれば、いつか本当のお金持ちになれます。
質素な生活をしなくても2人馬力なら十分豊かに暮らしながら、お金が増えていきます。
上昇志向があるけど頑張ってるようで頑張らない、そんな伴侶を見つけることが大事だと思います。
高収入を得られなくとも、共働きで人生上がりにいけるというお話でした。