東京都に隣接している「千葉」「埼玉」「神奈川」のライバル意識はすごいものがあり、それぞれが「勝っている」と主張しているんですが、土地値ですべての話に片が付く。
土地の値段が高ければ、「人口密度」「交通の便」「流通の量」が良いということ。
- 人口密度が密集していて、人が多い
- 交通の便が良く、都会へ出やすい
- 需要のある地域
大学や企業があるかどうかも重要な視点となるんですが、有名処は都会にあるため敢えて考慮するポイントではありません。
住めば都と言う言葉がありますが、資産価値を目減りさせないという意味で「千葉」「埼玉」「神奈川」のどこが一番優っているのか?書いていきたいと思います。
千葉と埼玉と神奈川の紛争
「東京駅まで何分」
という交通時間で交通の便の良さを分かりやすくアピールするのが情弱を騙す方法の1つなんですが、交通時間と地価は比例しません。
▼例:東京駅まで30分の距離
地域 | 駅名 | 土地値(1坪) |
---|---|---|
千葉 | 千葉駅 | 130万円 |
埼玉 | さいたま新都心 | 129万円 |
神奈川 | 横浜駅 | 822万円 |
各地域の東京駅まで30分距離圏内は、上記の通りです。
国土交通省が運営している土地総合情報システムから地価を把握することができるんですが、
- 地価=実際の土地値
ではないということを知っておくと、賢くなれます。
例えば、地価10万円/㎡となっていても、実際売却する際の換算時は、30万円/㎡になる可能性の方が高い。
というのも、私も不動産を何件か取得しているんですが、地価と査定額(売却をした場合の土地値)は、大きく異なっています。
私の事を知らない方のために、少し情報を補足しておきますと、「田舎に田畑」「都会に貸家」を保有しています。わかりやすく言うと、大家業しています。
だから、地価を確認して「うわっ!私の家安すぎ」なんて悩む必要はなく、土地総合情報システム内で比較する際の1つの指標データという位置づけで考えておくといいでしょう。
10年20年30年後の地価を予想するために、過去数十年の地域毎の人口増加率をマップ化した人口増加率MAPは大変便利ですので、これから家を購入しようと検討している方は、活用することをオススメしますよ。
こちらの方が視覚的に確認できますから、人口密度下落エリアや上昇エリアを把握しやすいです。
そんな私は、この情報を利用して過去に不動産投資に参入しています
住めば都でも、便が悪けりゃ託された方は困る
いくら素晴らしい土地であったとしても、便が悪い場所なら相続される側は困ってしまう。
「この田舎景色が好きなの」
都会であれば建物より土地の値段の方が高いから、相続した際に売却しても良いしそこに住んでも良い。
ただし地方だと、売っても土地が二束三文にしかならないから、住むかどうか問われます。
ちなみに私自身、現在進行形で田舎の土地の活用性に困っている。
田舎の過疎化スピードはものすごく、小学校が合併しているし年々若年層の人口が減っているから土地を買ってくれる人もいない。求人を出しても若者がいないのだ。
「若者の田舎暮らしが増えている」
なんて雑誌では特集されているけど、去っている方が圧倒的に多いからね。
ド田舎は知らないけど、そこそこの田舎で数百坪買ってくれる人は稀。
みんな知っているかどうかわからないけど、必要以上に持たない暮らしが推奨されているから、田舎なのに狭い土地で暮らしている若者世帯も増えている。
私は、田舎の特権は、広くて静かな環境が売りだと思っているんだけど、どうやら違うようです。
子へ少しでも多くの財産を相続させるのをゴールとするならば、値下がりが抑えられる都会や便の良い地域が、残された側は助かります。
「子供は子供でうまく生きていってね」
では、いつまで経っても社畜の歯車から抜け出せないですから、子を思うのであれば十分に資産価値を考え不動産を購入してください。
それが世代交代を繰り返し何代目かで資産家・投資家に移れるかもしれない。
人それぞれ生きやすい場所というのは異なりますから、土地毎のメリットを書き出してみるといいでしょう!
長生きして世界の波に触れたい方は、都会に住んだ方がいいでしょうね。
ちなみに呼吸停止から10分経つと蘇生率は0%になるという統計データがありますから、病院近くに住んだ方が良いことは間違いありません。