「長期保有して企業を応援!」
それとも
「毎月優待銘柄入れ替え」
どちらがお得なのか、複合的視点で比較してみたいと思います。
長期保有は年に2回、毎月入れ替えは年に12回
これは株主優待を貰える回数です。
長期保有は最高でも年2回なのに対して、毎月入れ替える方は、年に12回貰えるチャンスがあります。
例:資金50万円をA銘柄に長期投資した。
株主優待を貰えるのは3月9月などの最高年2回。仮にその50万円を毎月入れ替えていたら年12回貰えます。
では、配当から考えてみましょう。
長期保有すればするほどリターンもリスクも大きくなる
あなたが「株主優待を得ること」が目的なのだとしたら、長期保有はリスクがありすぎますし、配当も貰って早いとこ投資資金を優待+配当で回収をしたいのでしたら、時間が掛かりすぎます。
(買いだけで考えた話となります。長期保有でクロス取引するのは意味がないため)
例:4633サカタインクスの取得金額と配当を例にしてみる
取得金額12万円に対して配当は約950円。配当率0.8%ぐらいです。
この配当率というのは、他銘柄合わせてざっと平均すると0.8%ぐらいなのです。
また、4633サカタインクスの場合、株主優待はクオカード1,000円です。
優待月は12月しかありませんから、元を取ろうと考えると60年かかります。
この20年とは、株価により早まることも遅くなることもあります。
最悪、倒産となった時は売りたくてもS安となるでしょうから、すぐには手放せません。
それに対して
毎月入れ替えはメリットしかない
(クロス取引として考えます。買いだけよりもメリットがあるため)
毎月入れ替えると、年12回株主優待を得ることが出来ます。
例:4633サカタインクスの取得金額と優待を例にしてみる(条件は、先程例と一緒)
取得金額12万円に対して株主優待は、クオカード1,000円です。
このままであれば元を取るのに120年かかりますが、毎月銘柄を入れ替えますので年12回貰えるとなると10年で回収できます。
ノーリスクで10年です。もちろん手数料などを加味してもです。
その辺りの細かい手数料などを知りたい方は、こちらの記事が参考になります
長期保有して企業を応援するのは、したい人に任せればいい
このようなことを言ってしまっては、年長者に怒られてしまいそうなのですが、
「したい人に任せればいい」
というのが、私の意見です。
私の世代というのは、バブル期も氷河期も体験しています。
今の若い世代よりもあらゆる面で「資本主義」という光景を見てきています。
そのため「自分が生き残るため」には、最善の株主優待による取引をした方がいいと考えています。
株主総会でワーワー騒いで第3者に株価を神頼みするよりも、自分自身でコスパの良い優待銘柄を選択し毎月乗り換えて優待商品を得た方が、自分でリスクを操作できるので良いと考えます。
自分の頑張りが反映されない投資ほど危険なものはありません。大概が自分の頑張りなんて関係ないのが投資ですけどね。
個人的まとめ
1銘柄を長期保有して応援するのと、一喜一憂することもなく淡々と毎月優待を貰っていくの、性格が分かれるところなのかもしれませんが、ほとんどの大衆が投資による損をしている現状を考えると、リスクを排除した方を選択した方がいいのではと考えます。
あなたが、株価が上がるのを期待するのか、配当貰いたいのか、優待を貰いたいのか、いろいろあると思いますが、逆に10年後資金が2倍になっていなかったら「年12回優待貰ってた方が良かったよ」と思うかもしれませんね。
なぜなら、優待をそれだけ貰っておきながら資金が2倍になっているのですから^^
「小さな積み重ねが大きくなる」それが投資というものですので、コツコツやっていきましょう^^10年後資金が2倍になるノーリスク優待取りに興味がある方は、優待カテゴリーをご覧ください。