マイナンバー制度により安易に海外送金できなくなりました。
日本に住んでいる人であればあまり関係ない話なんですが、海外に移住している人からすると日本に送金できず、また銀行間手数料などもバカにならないので気が引けます。
また、「空港で手続きすれば外国へお金を持ち込める」という考えもあるかと思いますが、今回は、お金だけを海外送金したい場合のマイナンバー不要の方法を書いておきます。
今は必要ない人も知っていると活かせる時がきますから、覚えておいてください^^
銀行により、マイナンバー不要で海外送金可能
2016年1月1日から海外送金する場合は、マイナンバーを登録しておく必要があります。
ですが、必ずしもすべての銀行がではありません。
2018年12月までマイナンバー登録なしで海外送金可能な銀行
- ゆうちょ銀行
- SMBC信託銀行
- スルガ銀行、など
色々な情報が錯誤しているため、各銀行へはご自身で確認して頂きたいのですが、基本2015年末までに口座開設してある銀行を利用した方が良いでしょう。
「海外送金したいから、可能な銀行を開設する」
となると、色々と確認事項が増えるような気がします。
とりあえず私は、ゆうちょ銀行、UFJ銀行、新生銀行などの有名銀行は開いてありますよ^^
個人的には、住信SBIネット銀行と新生銀行はオススメです。
週1回ぐらいの資金移動であれば手数料無料ですからね。
ビットコインを利用すればマイナンバー不要で海外送金可能
ビットコイン(仮想通貨)を利用すれば、日本の銀行から海外口座へマイナンバー不要で海外送金することができます。
ビットコインとは、仮想通貨であり、仮想通貨を株取引のように売買できる場所が国々に存在しているんですが、この場所を利用して海外送金することが可能なんです。
価格の振れ幅が大きくて話題になっていますが、銀行の送金手数料を比較すると微々たるものです。
▼例:日本からアメリカへ海外送金する
- 日本の銀行から仮想通貨取引所(bitFyer)に入金し、ビットコインに変換する
- ビットコインをアメリカにある仮想通貨取引所(Coinbase)に送り、ドル紙幣に換金
- 仮想通貨取引所(Coinbase)からアメリカの銀行に出金
逆のことをすればアメリカから日本へ送金することも可能です。
日本紙幣に換金してしまっては、日本国内でしか出金できないんですが、アメリカ紙幣に換金することで海外で出金可能なようですね。
家族間送金にも利用できるけど、贈与税がかからない範囲が妥当
両親が日本に居て、子供が海外移住している場合にもこの方法が利用できるんですが、贈与税の該当にならないよう年間110万円以内に収めておく必要があります。
また範囲内であっても税務署からお尋ねがあるらしいのですが、その際は理由をきちんと告げれば何も問題はありません。
また、家庭によっては「贈与税がかからないように毎年100万円ずつ送金する」という方がいるかもしれませんが、その考えは贈与税がかかりますので、アバウトに散らばせるのが得策ですね。詳しいことは書きませんが。
ビットコインを利用した海外送金は早い!
銀行間の海外送金は、入金されるまで数日かかることがありますが、ビットコインを利用すれば即日可能です!
一般的な銀行から海外口座へ送金する場合、送金手数料+為替マージンがかかります。
ビットコインも為替マージンのようなものがかかりますので、送金手数料だけで比較したいと思いますが、
- 銀行間で50万円送金した場合:送金手数料 約4,000円~7,000円
- ビットコインを利用した場合 :手数料0.1%~0.5% 約50円~100円
いかがでしょうか?
手数料もバカになりませんね。
また、思い出して欲しいのは、銀行間は海外送金まで数日要するのに対して、ビットコインの場合は即時だということです。
ビットコインが怖いと言う人へ
一時期日本でも、Mt.Gox破綻などがあり話題になり、一事が万事かなと思っていたんですけど、あれからガンガン利用者が増えています。
また、アメリカにある仮想通貨取引所(Coinbase)に至っては、認可された取引所だということです。大手企業(Google・IBM・GMOなど)が参入しビットコインを通貨として支払えるような仕組み作りを行っています。
個人的には、大量の資金をビットコインにし長期運用するのは怖いですが、短期的利用であればリスクは少ないのではと思っています。
個人的まとめ
「どうしても資金を把握されたくない」
「今すぐ海外送金したい」
というような人にとって、ビットコインを利用した海外送金は利便性が高いと思います^^
私も、いつか海外移住したいと考えているので、いつまでこの方法が利用できるのかわかりませんが、方法の1つとして覚えておこうと思います。
また、富裕層は資金移動させると税金がかかるため物品移動を取り入れている人達もいます。