1月~3月はお受験シーズンですが、この時期になると夕方のニュースでお受験特集が組まれ「合格までを追っていく番組」が放送されていますが、その度に私も思い出します。
すでに小学生でありながら10年後働くことを考えた就活=お受験を始めているわけです。
私も経験しているからこそ、受験者側からの気持ちを書いておこうと思います。
多感な時期に勉強一筋はとっても勿体ない
「サッカーしようぜ」
「遊び行こうぜ」
「遊園地行こうよ」
と、友達と元気いっぱいに遊びまわるのが仕事。それが小学校時代だと思ってますが、そのような「大抵のことが許される時期」または「たくさん失敗し叱られる時期」に勉強だけをして「点数の良し悪しだけで叱られて」過ごすのは、とても勿体ないと感じます。
実際、私は夏季講習は朝9:00~夜9:00というようなスケジュールでした。これが毎日で、もちろん宿題が出るので翌日までやらないといけません。本当に、この勉強方法・生活をしてまで偏差値の高い学校へ通うことが大事だと思いますか?私が親なら「一生暮らすのに困らないようにしておいてやる。だから好きなように生きろ」と言って引きずって帰ります。
とてもじゃないですが、自分の子供に同じ経験をさせたくありません。
それは、土日は勉強で終わるから。
土曜日も学校があった時代なんですが、「お昼食べたら校庭な~」私には塾があったんです。土曜に出た宿題を日曜日にして月曜日の塾に間に合わせる。
結構、皆で遊ぶイベントに参加できない経験が多かったですね。
本当に子供のことを思うのならば、資産を残しておいてやるべき
お受験をさせるということは、「自分はダメだったから子供に託そう」「大きくなったら子供は子供でやっていってね」と言っているのと同じことだと思ってます。
結局は、子供の10年後を気にしすぎて今を犠牲にしているということです。大抵のことは早いに越したことはないと言いますが、そんなに子供の社会生活が心配ならば親として資産を残しておいてやればいいのです。私立校にかかる予定費用をそっくりそのまま子へ成人の日に渡してあげた方が、良いような気さえします。そのようにしてあげれば、何も子供があくせく本当にやりたいことを我慢して勉強したり働いたりする必要がないのです。
子供へ必要以上に期待するのは酷というものです。もっと「この子の人生は、この子が決める」スタイルでいいと思います。
お受験させる親はお受験を経験していない不思議
お受験するということは、かなりお金がかかるので「お受験をしたい」と自ら望んだ子供からしたら感謝ですが、親の都合で「お受験させられる」子供からしたらプレッシャーしかありません。
お受験をさせる親は、「お金持ち」「高学歴」「貧乏」とあり前者2つが私が通っていた進学塾では多かったです。親に学がなくても成功してお金持ち、または親が高学歴で年収4ケタ万円など。
ただ、この場合の高学歴は、最終学歴であって小中学校は、公立という方が多いと思います。「多いと思う」と言うのは、そこまで相手に聞いたことがないのと、私が会社員をやっていた頃、面接にくる子の学歴を見てもほとんど公立だったので、そのような解釈をしました。この場合、比較対象となるのかどうかはさておき。
なんだかんだ、子供の幸せを願っている
子供のことを考えてお受験させているんだと思いますが、勉強ができる=良い学校へ通う=大手企業で働ける の着地点が崩壊しているのが現状です。
大手企業で「一生腰を据える」考えなのだとしたら難しい世の中だと思います。そうではなく人脈やスキルが付いたら独立するのであればいいと思いますが。また、高学歴=お金持ち とはなりません。
それよりも、あなたが子供へお受験をさせられるだけの金銭的余裕があるのならば、人生の先輩としてお金の稼ぎ方を教えてあげればいいと思います。金銭的余裕があるということは、一般的な人より何かしら秀でているんでしょうから、それを早い段階で子へ託してあげればいいのです。
なぜ、子供は子供で1から自分で学ばせるのか、私は不思議ですし、なぜ教育を他人任せにするのか不思議でもあります。
それでもお受験をして良かったこと
結果私は、燃え尽き症候群になってしまったのですが、あの詰め込み教育勉強スタイルに比べれば大抵の仕事は乗り越えられます。
実際私は会社員時代、平日は寝る時間以外と休日も半分仕事してましたが、そこまで辛くはなかったです。それはある程度経験も蓄積されていたというのもありますし、何より何をどうすれば仕事に区切りができるのか知っていたというのが大きいと思いますね。
逆に知らない物事に対してぶっ続けで学び続けるほど疲れるものはない、と思います。
今、お受験勉強をしている君へ
たぶん、このサイトには趣向からして訪れる確率が低いと思いますが、
もし「今はいっぱい遊んで、高校受験で友達と同じ学校へ通えればそれでいいんだ」と考えているなら、親と直接話し合うことを勧めます。
私は、言われるがままの人生を半分ぐらい歩んでしまいましたが、伝えていたらまた違う人生を歩んでいたのかなと思います。ちなみにここまでもこれからも実体験ですが、お受験組は中学高校へ上がってもそのまま塾に通う率が高いです。お受験はあくまで入口にすぎません。
マジかよと思ったそこの君!今すぐ遊びに出かけよう^^
君の親がお受験する派だっただけであり、世の中にはいろんな考えの親がいます。それがいいのか悪いのかは別として、君が嫌だなと思っているならば言葉にしないといけない時というのがあります。
親に意見=口答え とはならないので、自分の思い考えは親と共有しておくことをおススメします。君の人生を思って親があれこれしているわけだけども、そう感じられないのだとしたら話し合う必要があるね^^
勉強よりもマネー管理が人生の中で重要なので、この本をおススメします。
ちなみに全冊読んでます。
個人的まとめ
投資家兼事業主として家族を養っている私が言えることは、勉強は得意分野だけ制すればいい。お金持ちのほとんどは得意分野の中で生きてます。
私自身がお金持ちだとは言いませんが、大手企業で働くためにはある程度の学歴が必要であって、そのためのお受験なわけですが、大手企業でなければ会社は腐るほどあるので一般的な教養があれば事足りるのです。
大抵の会社員であれば30代後半でリストラや倒産になると人生下降気味になるので、そう考えると生きたいように生きるのが自己責任でいいと思います。他人に自分の人生を預けるのはリスクが高いとも思います。自分1人が頑張って成績上げても潰れるのが会社です。個人ならそうはなりません。
結果的に、今会社員ではなく事業主としてやっていけてますが、それがお受験をしたからなのかどうかはわかりません。ただ、結果的にそのようなお受験コースを歩きました。私の中では、悪い意味でねww私自身は、平々凡々に過ごせればそれでよかったのですが。