私は、今現在個人事業主として稼いで生活しているのですが、私の両親もまた会社員ではありませんでした。
そして、祖父母もまた会社員ではなかったのです。
それ以上の家系図を遡っていくとどうだったのかは聞いたことがないのでわからないのですが、確実なことは3世代に渡って会社員ではないということ。
「結構これって稀なことなんじゃないの?」
と思ってます。
「地方ならよくあることでは?」
地方の人が皆農家で土地持ちなわけではなく、馴染みのない地方に家を買い会社勤めしてる人達がいるのです。
今回は3世代に渡って会社員ではない暮らしを題材にして語ってみることにします。
会社員ではない暮らし
私は自営業ですが、上2世代が自営業だったのか経営者だったのかは書かないことにします。
※基本的に、私個人のことは書きますが家族のことは書かないのでご了承ください。
上2世代が会社員ではなかったので、幼少の頃から平日昼間に両親が自宅にいることを何とも思ってなかったですし、世の中そういうもんだと思ってました。
「仕事をしに行ったかと思えば、翌日休み」
それが私が理解していた父親像であり想像社会でもあり、他人の家庭について考えたことはありませんでした。
「誰々さんのお父さん海外出張行ったんだって~」
「すごい!すごいね~仕事で海外だって~」
それが仕事で海外へ行けるんだという会社員すごいという想像でしたし、受取り方でした。
私自身10年間会社員生活を送っているので、今はそれがどれだけ大変か、会社員はどれだけ拘束時間が長いか知っています。
ここで、3世代に渡る働き方の共通点を書き出してみると
- 仕事のON/OFFがある
- 季節毎に3週間ぐらいの長期休暇がある
- 忙しい時は徹夜もある
- 性格は、マジメ系怠け者
妙な共通点は、怠けたいがために頑張るという点www
要は同じ作業を繰り返すのが苦手で飽きやすいんでしょうね。
時間拘束されるのが嫌いで、ダラダラやるのも嫌い。
ガツンと働いてその分休息をまとめて取りたい。
協調性が乏しく個としての主張が激しい。
今だからわかりますけど、このような共通点がありました。
遺伝子だからか?親の背を見ているからか?
「俺はキチッとした生き方をするんだ!」
結果的に社会で揉まれ学び、独立という道を選んでいます。
結局は、私にとって上2世代に渡る働き方がベストだったと気付かされたのです。
実のところ会社員という暮らしが良くわかっていない
「その日仕事なんだ、ごめんね」
「平日は休めないんだよ」
ドラマを見ているとそんなセリフを親が子へ語り掛けている場面がありますが、よくわからない光景でした。
「運動会見に行くからな!」
「帰りお迎えに行くからな!」
そんな両親でしたし、友達の両親も同じような感じだったので益々それが普通のことだとも思っていましたね。(地方なのでお迎えの車がちょいちょいある)
ここで地方の学校あるあるを語ってみますと
- 地主の子供がいれば、団地住まいの子もいる
- 格差がえげつい
何世代にも渡って昔から住んでいる地主と今の世代で移り住んできた方々が地方には存在するので、坪数という意味では都心に比べて格差は激しいです。
私の家系は何世代にも渡ってそこに住んでいたので、今現在も畑がありますし管理しきれなくて人に貸してもいます。一応、毎年お米作ってます^^
このような家庭もあれば、地方に30坪50坪の土地を買って家を建てている家庭というのもあるのです。
祖父母の家の周りも開発が進み住宅エリアと化し、地方なのに家が密集して建ちつつあるんですが、個々の敷地は祖父母の重機スペースよりも狭かったりします。
それが何世代にも渡ってそこに住んでいる人と移り住んできた人の差でしょうか。
地方の人が皆広い家に住んでいるというのは幻想です。
活用しきれない程の土地を持っていてもしょうがないですが、固定資産税をうまく消化できるのであれば土地はないよりもあった方がいいですからね。
▼ここで私の親戚の例を書いておきますと
土地持ちが功を奏して都市開発地域に指定され某ショッピングセンターにほにゃらら坪の面積を貸し出しています。
土地はどう転ぶかわからないので持っていた方がいいですよ!
私にはそのようなチャンスがまだ訪れていないので、デイトレで築いた資金を不動産に投資し資産へと変えチャンスを掴もうとしている真っ最中です。
近状を言えば、地方の山・温泉を中国系ファンドがジャンジャン買い漁っているのでもっと日本企業には頑張ってほしいところ。
まぁ、海外に投資して海外に雇用・需要を生み出しているばかりではなく、もっと古き良き日本の資産を守ってうまく活用してほしいですね。
マザー・テレサは、「遠くの人よりも同胞を助けなさい」と言っていました。
わざわざ遠くにきっかけを作りに行って理由を付けるのではなく、身近な人の手助けを私はしたくてしています。
あとちょっと昔までは、地方住まいの人はそこそこの土地持ちの人が多くそれが一般的でもあったのですが、遺産相続で分けたり売ったりで土地(田畑etc)を持っている人が圧倒的に減っています。
その結果、「田畑持っていてすごい!裕福!」という現象が起きているんですが、別にそうじゃないのです。
皆が勝手に財産を小分けに切り売りしていっているだけなのです。
努力が嫌いなんじゃない。評価されることが嫌なのだ!
憶測で話をしますが、私の両親も誰かに評価されるのが嫌で独立したのだと思います。
むか~しむかし、私が幼い頃は会社員でしたからね。
会社員の頃は小さな家に住んでましたし、父親の帰りも遅かったですから。
そんな人が、上記のような働き方を選んだこと(たまに働いて翌日休みという働き方)に驚愕し
「あれだけ仕事していたのに、本当は怠けたかったんだな」
と思ったら安心したのでしたwww
この親にしてこの子ありとはよく言ったものです。
最近わかってきたことは、私がこう考えているから両親もこう考えているだろうなということ。
なぜなら、親も子も働くことに対して根っこの部分は一緒だから。
父「もう仕事辞めようかなぁ」
母に聞くと
母「死ぬまで働くって言ってたわよ」
私だったら辞めるだろうから本当は辞めたいんだろうなぁ、そんなことを考えながら生活しています。
両親と子の意見が食い違う。
意見の衝突はあっても根本的な部分は一緒のことが多いと思いますね~
会社員ではないからこそ、子供には会社員を勧める
私の両親はお金はあったけど学がなかったので、私には会社員を勧めてきました。
まぁ、そのために子供の頃から頑張ってきていた訳なんですけども
- 1世代:地方地主
- 2世代:都心進出
- 3世代:私
このように着実に前進してきた家系であるんですが、私の代で子供に楽をさせる方向転換をとっています。
というのも、本人が頑張らないといけないシステムでは子供の能力ありきになり、ダメな場合は衰退してしまう。この場合の衰退とは、資産の切り崩しを意味します。
そのために子供に託すよりも、託す側がより一層頑張ればいい話じゃないですか。
「遺産1億円を渡すから、お前が死ぬ時は2億円にして子供に託すんだぞ」
「でも、稼ぐシステムは自分で構築しなさい」
無理ですしおすし!
結構な無理難題ではないでしょうか?
稼ぐシステムを構築しておけば子供は、めっちゃ勉強しなくても済みます。
好きなことにだけ能力を使って、もしかすると何かの分野で秀でた能力を開花させられるかもしれません。
会社員になってしまうと良くも悪くもオールマイティーさを求められるので、汎用タイプであり特化型人間ではなくなってしまいます。
そりゃそうです。
皆が9科目勉強している時に自分は5科目だけに時間を割けば良いと言われれば、この5科目に関しては他の人よりも点数取れる可能性が上がるのと理屈は一緒です。
まぁ、私の代で自分が頑張り続ける歯車を変えたかったので、今不動産投資家もやっています。
子供は子供で頑張りなさいよスタイルであれば、こんなに頑張らなくても良いですしバックパッカーとかやっちゃいますけど、子供の将来を考えるとシステム構築に忙しいのです。
地方地主とは、昔は土地を持っている田舎の人というのがたくさんいてそれが当たり前だったんですけど、今は結構切り売りしてしまって昔のように土地を持っている人が減ってきています。
私の祖父母は、地方で田舎ですが、交通の便が悪い山奥ではなく一般的な平地でありスーパーや八百屋などがある程度の場所です。
また、地方農家なんてちょっと前までは平民扱いだったのですが、今の世の中から見ると土地を持っているだけましで上級国民の仲間入りしてしまっています。
それだけ中流層が下に落ちてきているんでしょうね。
「高い時計を持つことが次世代に繋がるのか?」
「その出費や見栄は、何に繋がるのか?」
よく考えることが必要だと思います。
自分と同じランクの人と比べるのではなく、1ランク上の人と比較し勝てる打開策を見出す必要性は誰にでもありますよ!