不動産をローンで購入する際、都市銀行で借りれば金利の中に団信掛率が入ってますが、フラット35の場合は、別途団信を契約する必要があります。
団信は契約者が亡くなった場合、ローンが完済扱いとなるため残された家族がとても助かるんですが、契約するのはまだ待ってください!
団信よりもお得な保険があるんです^^
収入保障保険は、団信と同じメリットがある
収入保障保険とは、
「契約者が亡くなった際に60歳・65歳・70歳まで契約した金額を支払いますよ」
という契約です。
例:現在30歳、60歳まで、月々10万円の契約
仮にあなたが40歳で亡くなってしまった場合、60歳までの残りの20年間毎月10万円を家族にお支払いしますよ、という保険になっています。
どうですか?
団信は、一括でローンがチャラになりますが、収入保障保険も似たような感じですよね。収入保障保険も金額は減りますが、一括で受け取ることもできます。
「いや~月々の保険料が高いんじゃないの?」
と思うでしょう。
そうでもないんですよ、詳しく書いていきたいと思います。
団信と収入保障保険を比べてみる
例:元利均等、返済期間35年、借入金額3000万円、借入固定金利1.1%(団信の場合)
公式サイト:住宅金融支援機構の機構団信特約料シュミレーションページ
住宅金融支援機構の返済シュミレーションで計算すると、総額約205万円です。
この金額に契約時にかかる手数料が加算されます。3000万円の物件に対して10万ちょいでしょうか。
団信の場合は、契約初期段階から終了段階へといくにつれて年間支払総額は減っていきます。
そりゃそうですよね、若ければ若いほど「亡くなる確率」が低いので、若いうちに支払額を高く設定しておいた方が、住宅金融支援機構からしてみればお得なんですから。
ちなみに、団信の支払金額を確定申告で控除利用することはできません。
例:現在30歳、保険期間35年、受取額3000万円(収入保障保険の場合)
この条件は、団信の場合と全く一緒でして、収入保障保険バージョンで例えるとこのような条件になります。
アクサダイレクトの収入保障2プランでシュミレーションしますと、
- 65歳満了(現在30歳設定とした場合、借入期間35年と同条件)
- 月々9万円の保険金額が貰える
- 年金支払保証期間5年
この場合、月々の支払額は3,404円です。35年間総額約143万円です。
どうでしょうか?団信より60万円ほどお得です。
しかも収入保障保険は確定申告時に控除できるんですよ^^
この年金支払保証期間5年とは、仮に63歳で亡くなってしまったとしましょう。
通常であれば、65歳満了契約なので残り2年間を月々9万円の総額216万円受け取ることになるんですが、年金支払保証期間5年を設定していると、63歳+5年=68歳の総額756万円受け取ることができるようになるプランです^^
この年金支払保証期間は、2年と5年が選べるんですが、5年をオススメします。
ここからもう1ランク上のお得情報を書いてみたいと思います。
保険期間を上げた方が良いのか?年金支払保証期間を増やした方が良いのか?
公式サイト:アクサダイレクトの収入保障2
保険期間は、55歳満了・60歳満了・65歳満了・70歳満了 なのに対し
年金支払保証期間は、2年・5年 のいずれかです。
ここでは、保険期間を5年上げるよりも、年金支払保証期間を5年に設定した方が、月々の支払総額はお得になりますし、貰える金額も増えます。
例:65歳満了を70歳満了にする
それだけで月々の支払金額は、約1,000円UPします。
例:年金支払保証期間を2年から5年に変更する
それだけで月々の支払金額は、約100円UPします。
いかがでしょうか?
保険期間を1ランクUPさせるよりも、年金支払保証期間を上げた方が、85%の費用を抑えられます。
団信と同じ費用で収入保障保険を検討してみる
上記で3000万円をチャラにするために団信に総額205万円の掛け捨てをするプランを見たかと思います。
では、収入保障保険で205万円掛けたらどの程度のリターンが得られるか計算してみます。
- 例1:30歳契約、65歳満了、月々13万円、受取額4300万円、年金支払保証期間5年
- 例2:30歳契約、70歳満了、月々10万円、受取額3700万円、年金支払保証期間5年
どうでしょうか?
団信では205万円の掛け捨て手数料で3000万円がチャラになるのが限界でしたが、収入保障保険では、最高4300万円になります。
仮に「例2」であれば、69歳に亡くなっても6年間に渡って家族に月々10万円がいくと思えば安心もできます。
では、なぜ団信に入る人が多いのか?
これは都市銀行でローンを組んでいる方は自動的に団信に入ることが義務付けられているので加入している人が多いんだと思います。
でも、私が知っている会社経営者は収入保障保険に入っています。
私のように調べる時間がある人は、お得な情報を得やすいですが、残業続きの人ほどデフォルトの契約をしてしまいがちです。そう感じるのは、私が会社員の頃というのは、仕事で忙しかったので、仕事以外の情報に疎かったからですね。
今でこそ色々コストを下げる方法を知っていますが、会社員の頃は仕事を効率よく回す方法などに勉強時間を割いていましたが、実生活を向上させるための時間はあまり取っていませんでしたから。
そのため、できるだけ回り道をしなくて済むよう記事を書いているつもりです。
個人的まとめ
アクサダイレクトの他にも、「三井住友海上あいおい生命保険」や「損保ジャパン」なども収入保障保険はあります。
タバコを吸わない人・ゴールド免許の人などそれぞれ人により契約するメリットが違いますので、一概にどこが良いとは言い難いんですけど、アクサダイレクトはブランド力が強い印象ですね。
収入保障保険を検討するのであれば、ハピタスから「無料保険相談」「生命保険」と検索し申し込んだ方が、キャッシュバックを貰えるのでお得ですよ^^
最後に、フラット35契約による団信の申込は任意となるため、収入保障保険を利用して団信に入らない方法が取れるわけです。都市銀行でも収入保障保険に加入できますが、内訳が団信+収入保障保険となってしまい、かなり贅沢な内容となってしまうので、それなら掛け捨てと貯蓄型それぞれ入った方がリスクマネジメント効果が高いと思います。
さすがにどちらも入らないという選択肢はないかと思います。現金一括払いしてしまうのであれば加入する意味はありませんが、一括払いしてしまう旨味もまたよく考えないといけません。