M.2SSD(SAMSUNG 950 PRO)を利用しだしてから3カ月が経ちました。
前回、M.2SSDは温度上昇によるパフォーマンスの低下が見られるという記事を書きましたが、その温度を下げるべく対処してみましたので、その対処方法を書いておこうと思います。
前回のM.2SSDにWindows7をインストールし2カ月経った時のパフォーマンスはこちら
ヒートシンクで冷やすことにした
PCI-Express x4接続 M.2スロット増設インターフェースボード M.2-PCIEを使用する前に、ヒートシンクだけでどうにかなるかもしれないと思い、試してみました!
今回、購入した製品は「アイネックス チップ用マルチヒートシンク HM-19A」です。
思っているよりも重たいです。
内容物は、
- ヒートシンク4個
- 熱伝導両面テープ1枚(自分で切る必要あり)
Amazonレビューをすべて読む限り、ヒートシンク自体はアルミ製ですが、アルマイト処理されているため絶縁効果があるということで、アイネックスHM-19Aを選びました。
色々なヒートシンクが発売されていますが、アルマイト処理されているヒートシンクが他になかったため選択肢がなかった形ですね。
Samsung SSD 950 PRO のシールを剥がす
先に書いておきますが、自己責任でお願いしますね。
マザーボードからM.2SSDを取り外します。
このようなシールが表面に貼られていますので剥がします。
これがまた粘着性がすごくて取り難いんです!
しかも角4ヵ所に切れ込みが入っているので、角から剥がそうと思うとビリッといってしまうので、中の方から外側に向けて剥がしていくといいです。
ちなみに私は、一番小さなドライバーをM.2SSDとシールの間に潜り込ませて、ドライバーを外側にクルクル回しながら剥がしていったら、うまくいきました^^
シールを剥がすとこのように4つのチップが見れるようになりますので、そのチップの上にヒートシンクを載せます。
一番小さいチップには、そのチップに合う用シールをカットしました。つまり、シールに対してヒートシンクが大幅にはみ出る感じですね。
Samsung SSD 950 PRO にヒートシンクを取り付ける
自分なりに考えてヒートシンクの向きをこのようにしました。
「隣のヒートシンクに風が流れても、防ぐ面が少ない方が風通しがいいかな」
という判断です。
ヒートシンクだけで期待以上の温度変化が表れなければPCI-Express x4接続 M.2スロット増設インターフェースボード M.2-PCIEを使用する予定なので、その時用でもありますね。
マザーボードに戻す
M.2SSDにヒートシンクが取り付けられたらマザーボードに戻しましょう!
私は、グラボを取り外さずに取り付けたので、面倒くさかったですwww
期待以上の温度変化!!
Before
After
温度測定には、CrystalDiskInfo_Shizukuを使用しました。
データの差異を知るために、両方ともパソコン起動6時間後に計測しました。
大抵、ネットサーフィンしてても動画見てても51度前後だったのが、今は43度です!
コスパ良いと思いますね^^
M.2SSD温度対策の必要性
グラボと違いポックリ逝ってしまったらしゃれになりません。
SSD買い直し、OS入れ直し、人によってはデータ復旧作業などが発生します。いくらSSDの保証期間があるからといってもお金の問題ではなく作業時間の話になってくるのです。
しかも、私のようにM.2SSDにWindows7をインストールしている人は、またあの面倒なOSインストールをすると思うと面倒なわけですね。
そのような視点から、M.2SSDの温度低下対策はしておいて損はないと思います。
計測時は4月春ですが、これが夏だったらヤバいのだと思います。
個人的まとめ
一番良いのは、M.2-PCIEにM.2SSDを取り付けてファンで冷やすのが効果的だと聞きますが、そこまでしようと思うと4,000円かかります。そうではなく、とりあえずの気持ちなのであれば1,000円しないでヒートシンク貼っつけて5度以上の温度低下となるので、コスパが良いと思いますよ。
最悪、M.2-PCIEとファンで冷やす方法もありますが、最初からM.2-PCIE・ファン・ヒートシンクのトリプル対策をいつか取るつもりでいましたので、まず安価でできるヒートシンクからやってみました^^
夏場もこのぐらいなのであれば、ヒートシンクだけで行こうとは思ってます。