海外旅行をしたことがある方なら、チップを払ったことがあるかと思います。
だいたい金額の10%ぐらいをチップとして払いますかね。
人によっては、人数によってチップ額を変える人もいます。
「絶対チップを払わないといけないのか?」
と言われたらそうではなく「横暴な接客態度だったらチップをあげないのも1つの手段だ」とレビューしている方もいました。
「おいしかったよ」「サンキュー」的な意味でチップをあげている人が大半でしょうか。
ここで、日本で働くアルバイトから見たチップ制度について、語ってみたいと思います。
チップ制度を今時に改変して取り入れた方がいいんじゃないの?的な話です。
時給を上げたくない企業は、チップを導入しろ
「人材を雇用したいけど、最低賃金で雇いたい」
「経営が火の車なんだけど、それでも人を雇用したい」
ホントごめんなさいだけど最低賃金で雇いたいんです、という企業は、内から人件費を出すのではなく、外から・お客さんの優しさからチップとして貰うことで、企業も従業員もWIN-WINになるんじゃないかなと考えます。
大手企業が行っていたら「なんで?」と思いますけど、個人経営がやっていたら「厳しいのかな」と思って、いくらか出すかもしれません。
自分の中でそのお店をひいきにしている優良店ならね^^
ただ、そこでどのようにしてチップを渡すのか考える必要が出てくる。
なんせ、テーブルにチップを置いてお会計を済ませたら店員が忘れものだと言って、走って渡しにきた件を知って、どこまで日本は律儀なんだと。
バイトの電子マネー口座を貼っておく
飲食店ならテーブルの上に縦置型メニューがあるように、バイトの電子マネー口座一覧表を載せておけばいいんじゃないですかね。
PayPal・Amazon・ビットコインでも世界で通用するアカウントなら何でもいいんじゃないでしょうか。
他人(外人含む)が、バイトへチップとして電子マネーをパパッと送ることが出来れば、バイトは助かりますし、お店としてもバイト代を抑えられます。
それを大々的にやるとホストやキャバクラになりますし、いくらバイトにチップが渡っているかまでわかれば、チップで稼いでいるバイトの引き抜きなんかもあるのかもしれません。
するとそのようなバイトは大手に移籍してしまうのか?
そこまではわかりませんけど、小さなお店がやるぶんには波風立てない良心的なチップ制度で終わる気がしますね^^
「何番テーブルのお客様から、チップ入りました~」
とやられたら嫌ですけど、サンキュースマイルぐらい貰えたら悪い気はしませんねwww
まぁ、少なからず見返りを求めてしまうタイプは、メイド喫茶や執事喫茶に行くことをオススメしますので、寄付願望が強くタイガーマスクのような硬派な心で行動したい人のために、チップ制度は大々的にやることではないんだと感じます。
チップ制度と言っていますが、制度でも何でもないんですが、ゴロが良いのでそのように語っています。
時給を上げるのは難しいけど、チップ制度導入は楽
人を雇用すると固定費が掛かるので、簡単に人数を増やせる話ではないですし、削れる費用は削りたいのが経営者というものです。
「時給上げろ~経営者視点?そんなの知るか~」
でしたら、それこそバイトは使い捨てと言われても仕方がないのだと思います。
雇う方も雇われる方も「都合のいい人」が好きじゃないですか^^
「頑張りを時給に反映してくれない」
それを判断するのがお客さんであり、チップ制度のメリットなのです。
第三者から見て「優良店員」でしたらチップを貰えるのですから、バイト君だってバイトに精を出すってもんです!
「なんで俺とあいつが同じ時給なんだよ」
チップ制度があれば、時給だけでは判断できない+αの成果が貰えるのですから、そのような不満も減るはずです^^
チップ制度は、社会の対応力を養える場
アルバイトをして始めてお金を稼ぐ苦労を味わいます。
日本でアルバイトをするデメリットは、頑張っても頑張らなくても時給が数十円しか変わらない点!1年勤務して時給が50円も上がらない会社なんてたくさんあります。
「いかにコミュニケーション能力が高く、店長や仲間と仲良くなれるか」が重要で、仕事が出来るかどうかは二の次なのです。
そのちからを養えるのがアルバイトであり、チップ制度導入で更に社会適応能力を上げられるのだと考えます。
社会適応能力って良い人悪い人を判断する能力のことではなく、対人関係が良好に取れるかどうかであり、本当の顔のことではありません。
でも、社会で働くにはそれで十分なんですよね。
今の世の中、休日に社員同士遊んだり客先の人とゴルフしたりすることって少なくなってるじゃないですか。飲み会があるだけであーだこーだ言われる時代ですから、皆気薄な関係が居心地いいのです。
そんな私も気薄な関係が楽なので、個人事業主としてビジネスライクな生活を送っています^^
個人的に、お酒もタバコもしないので煙たい飲み屋に行きたくはないですね~
でも、会社員の頃は合わせて飲み屋に行ってましたし、そのような付き合いで株を下げたくないので顔は出してましたね。
「付き合いが悪くても、実績で上に行ってやる」
そのような考えではなく、それも1つの手なのだとしたら利用するという考えの方が合理的です。自分から首を絞める関係性を作るのは良くないですね。
だから、Twitterで「飲み会なくなれ」なんて呟いている人がいるのでしょう。
内心嫌々でも参加するだけ偉いですよ^^
嫌なことも笑顔で乗り越えられる私になるんだ、と思えばいいんですよ。
結局、バイトを低賃金で雇いたいけどそれは可哀想だ!
でも、ホントカツカツなんですという企業は、独自にチップ制度導入を検討してみてはいかがでしょうか?
要領が悪いけど真面目な人ってたくさんいますので、そのような方にもスポットが当たる世の中になればいいなと思います^^