「人通りが多い土地をわざわざ買って自販機を置く」
そのような場合ではなく、一般的な住宅街に位置するあなたの家の庭の一角で自販機ビジネスを行う。
そのような場合、どのようなメリットがありデメリットがあるのか。
私はやってないので、完全なる机上の空論となるのですけど、投資家仲間のナマな意見も含めて語っていきたいと思います。
自販機も色々ある
自販機と言っても「ドリンク」「タバコ」「お酒」いろいろあります。
すぐにでも始めたいのであれば、免許・許可がいらないドリンクがアンパイであり安全です。
またタバコの場合、そのような層が買いに来たり溜まり場となる可能性もあるため、吸い殻などの問題が勃発して近所迷惑なども考慮しないといけません。
個人か業者か
どのような場合にも言えることなのですが、自分で中古自販機を購入してドリンクを大量購入して設置した方が、利益率は大きいです。
たまに賞味期限間近の商品が大量に売られていたりするじゃないですか?
賞味期限残3カ月なんて商品のことです。
それを設置すれば利益率も上がりますし、何なら売値を落として薄利多売することで差別化を図ることも可能なわけです。
▼例:100円の商品を訳アリで20円で仕入れられた。
80円が利益となります。
仕入れはこのような場所でも可能です。(転売可能かどうかは自己責任)
中古自販機自体は約20万円からあります。
もちろんゴミ箱の掃除は自分で行う必要があります。
確か、自動販売機を置くとゴミ箱もセットで置かないといけなかった気がしますね。
「この場所に自販機設置したい!お任せで!」
そのように業者に頼んだ場合、
- 自販機代
- ジュース仕入れ代
- 補充
- ゴミ箱掃除
などは、業者が請け負ってくれます。
ただし、利益率は1本に付き約20%となります。
個人でやる場合も業者に頼む場合も、電気代は実費です。
立地を考える
立地によりカテゴリーを変えるべきだと考えます。
例えば、これだけの考えるポイントがあります。
- 通りの属性を考える(学生・社会人・子供などの年齢層の幅)
- 子供が多ければ、無名ブランドの50円自販機も可能
- 社会人が多ければきちんとしたブランドの100円自販機
- コカ・コーラが良いのか?ダイドーが良いのか?アサヒ?キリン?
個人であれば好きなドリンクを置けるのでブランドが偏ることはありませんが、業者に頼むのであれば、どこかのブランドに決める必要はあります。
また、個人であれば同じ商品を2列3列置くこともできますが、業者の場合はお任せになります。
確定申告を考えてみる
自分で自販機を設置する場合、売上から仕入れ・電気代を引いた額となるのに対して、業者の場合は、収入(銀行に入金された額)から電気代を引いた額が、利益となります。
自分で自販機を設置した場合は、商品を大量購入するので棚卸作業も発生するのでしょうかね。
まぁ、仕入れの領収書と売上げをエクセルにでも控えていれば大丈夫な気がします。
会社員であれば、利益が出ていたら会社の税金とは別途、税金を払わなければいけません。
ただ、会社員でも自営業の届けを出して青色申告にして掃除代という名目で家族に掃除して貰ったり、仕入れを手伝ってもらって賃金を支払ったとすれば、普通は税金を払わなくて済む気がしますね。
渋谷のセンター街に面していて月50万円利益が出ているとかなら話は別ですけど。
ここで不動産の知識を活かして、不動産と自動販売機ビジネスを絡めた話をしますと、
▼例:業者にすべてお任せで頼み、意外にも売り上げが良かった
だから、売れた売れないに関わらず来月からいくらください。
という交渉は可能です。
▼例:アバウトで10万円前後の利益が継続して出ている
来月から10万円確約してください。それで、その場所を今まで通りお貸ししますよ。
このようなことは現実にありますし、その方が旨味があります。
と言うのも、
▼例えば、その物件(自宅&自販機付き)を売ることになった。
その場合、自販機ビジネスで固定収入10万円が入ってくる場所というのは大変メリットであり、何もしないでただ自宅を売るよりも高い値で買い取って貰えます。
これが、自分で自販機を設置し同じ売上があったとしても、固定収入の方が旨味が高いし権利を譲ればいいだけなので、買い方に対してもメリットがあるんですよね。
ただし、結構売れる通りなのであれば、業者に頼んだ場合の1本当たりの利益と個人で仕入れた時の利益が倍以上違うので、自宅から自販機まで近いのであれば、自分で経営した方が、速いスピードでお金が貯まると思いますし、「1年通して何が売れた」「季節商品」などのデータが蓄積されるのでメリットがあるような気がします。
経営者目線で語れば、データを蓄積できるのってかなりメリットであり、数字からギリギリのラインがわかってくれば、家も建てられないような土地の価値を見出せてきますので、いつまでも「何がどれだけ売れているのかわからないけどお金入ってくるからいいや」ではなく、データがあるメリットって結構重要だったりします。
まぁ、あまり関係ない話をしますが、お金が貯まったら他に引っ越したい場所があるのか、というのは普段から考えておくと万が一お金が貯まった時に、素早く行動に移せます。
もちろん、その場合も自販機ビジネスができそうな土地かどうかまで考えておいた方が良いでしょうね。せっかく自販機ビジネスの知識を蓄積できたわけですからね^^
自販機ビジネスのデメリット
音問題
夏場なんかは結構「ヴーーン」という音がします。
そのような音が心配な人は、1度自販機の音を聞きに街を探索してみるといいでしょう。
「古いから音が鳴るのか?」
専門ではないのでわからないんですが、そういう問題ではないようです。
真新しいのでも音が鳴っているのはありますし、古い錆びれている自販機でも静かだったりしますから。
私が知っている方は、一軒家とアパート一棟が繋がっていて、その敷地内に自販機を設置しています。これが意外と近所にアパートが多いもので、買いに来る学生が多いんですよね。
音問題は、気にならない方の方が多いと思います。
臭い・虫
どうしてもゴミ箱を設置しますから、夏場は蚊や蟻が寄ってきますし、関係ないゴミを捨てる人もいるので定期的に掃除しておかないといけません。
個人的には、監視カメラを設置しておけば安心でしょうか。
最近の自販機周りをよく観察すると監視カメラが設置されていたりするので、学生が多い通りであれば設置しておいた方が万が一の時助かります。
私も貸家に監視カメラ設置しているので、気になる方はこちらをどうぞ
大抵、お金を稼ごうと思うとデメリットはつきものです。
そこで大抵の人は二の足を踏んでしまうんですが、慣れてしまえばどうってことないのです。
学生の頃「校庭10周~」と言われたら嫌だな~という思いが、慣れれば10周しながら他の事考える余裕ができましたからね。
慣れってそういうことだと思います^^
「元取れるかな~ドキドキ」
現実的に考えれば、最初は業者に頼み、経費を差し引いても利益が出るとわかれば解約して自分で設置してやってみればいいのだと思います^^
始める時から終わりのことを考えてやると疲れるしリスクを抱えることになるので、1個1個着実に攻めていけばいいと思いますね~
私なら試しにうまい棒置いてみますかねwww