一般的には、社内で偉くなるということは役職が上がっていくことでもあります。
主任代理・主任・課長補佐・課長代理・課長・部長代理・部長など勤め先によって役職の幅も違いますし呼び名も違います。
ただ、どのような役職であったとしても役職に就いたということは、必然的に部下の面倒も見ることになるわけですね。
「役職について上司としての経験を積み、更なる高みを目指す!」
そのような考えと並行して、起業についてちょっと考えてみてください。
果たして、役員まで上り詰め自己起業した時、役員としての経験を活かせる日はくるのでしょうか?
「社名の後ろ盾があるあなたとないあなたで変わりなく仕事を貰えるのか?」
人脈って意外にも使えないことが多いんですよ。私はそのような経験済です。
そのような経験から、今回は部下を育てるポジションに就いたら起業を考えてほしい訳を書いておきたいと思います。
社員は会社にとって財産だ
「社員は会社にとって財産だ」
と聞いたことあるかと思います。
大手企業が社員の教育に力を入れているには、人材の発掘や磨けば光るタイプもいることが立証されていますし、よりよい人材が入ってくるようどこの企業も教育に注力しているわけです。
役職者ともなるとカリキュラムを作ることもありますし、採用面接に顔を出すこともあります。
そのような部下を教育する立場の方々へ
「どうせなら自分の会社の財産を作りたくないですか?」
と聞きたいです。
「他人が作った会社で立場上部下を教育している」
それって会社の財産をせっせと作っているのであり、あなたが富になれるかどうかとは全く関係ない話のような気がするのです。
昇格しても昇給額は知れている
私が勤めていた会社では、主任と課長補佐のお給料は5万円ぐらいしか違わなく、課長で10万円ぐらいの差でしょうか。
部長ともなると倍の倍は違いますが、それでもそんな程度です。
「5万円10万円もプラス貰えるなら全然頑張れる!」
そう思うでしょうが、それじゃ割に合わないと私は感じてしまいました。
役員になり更に20万円30万円のプラスでも割に合わないと感じた部分
- 部下の尻拭いが増える
- 確認資料が圧倒的に増える
- 必要としない部下が増えているww
- ITのアすら知らない社員が入社してくる
部下の失態を一緒に謝りに行くことって実際にあります。
それも1度や2度ではないですが、そこを穏やかに落ち着かせるのが上司の務めでもあり、良い気はしませんが終わり良ければという言葉があるように、最終的には喜んで貰える着地点にもっていけます。
あと、採用で落とした人が入社してくることもあるwww
これが部署間で対立していた派閥というのも関係しているんでしょう。
そのような他者による時間帯効果やストレスを考えると、
「自分の財産でもない社員教育に時間を割く」
というのは、あまりメリットがないように感じてしまうんですよね。
あと、関係ない話ですが、自分で作った資料は頭に残るんですが、作ってもらった資料は隅々まで細かく覚えられなかったですね~苦労していないので当然と言えば当然なんですけど。
部下を教育する立場になったら、起業を考えてみてほしい!
部下と一緒に仕事をするって社会人3年目以上でしょうし、それなりに技量も付いてきていますよね。
役職の階級が上がればそれだけあなたに力があるんだとも思います。
そこで、1度起業について考えてみてほしいのです。
そのまま勤続すれば役員まで上り詰めることはできるでしょうが、社長にはなれません。
社長ではないのでリスクは伴いませんが、社長のような暮らしもまたできないのです。
あなたは社長の右腕になることはできても、それ以上にはなれません。
大手企業でもあればそれもありでしょうが、世の中の98%が中小企業だと考えると、それまでの経験を活かし起業してみるのもありだと考えます。
先ほど少し書きましたが、私も会社員時代あれだけ人脈がありましたが、会社を辞めてからスッカリなくなりました。
そもそもの単発仕事じゃないというのもありましたが、相手側のドロンを考えれば資本金がないような個人へ仕事を任せたくないというのが本音ですかね。
「じゃあ、会社を辞めたことは失敗だったのか?」
と言えばそんなことはなく満足です^^
会社を辞める前から悶々と考えていた内容はこちら
会社の財産構築に時間を割くのであれば、自分の財産となる事業へ時間も労力も投資した方が、リターンが望めます。
力を入れているいないに限らず、部下は多かれ少なかれ辞めていきます。。
もちろん他社で教育された中途社員が入ってもくるので、企業間で人材を回しているようなものでもあるんですが、少なからず思い入れのある教育した社員が他所に行ってしまう寂しさはありましたね。
結局のところ、どの役職に就いたとしても会社としての歯車でしかなく、部下が辞めようと私が辞めようと誰かがそのポジションに就き、会社は回っていくのです。
ここまでドライに考えてしまうのであれば、自分のビジネスに力を注いだ方が「家族を幸せ」にできるってもんです!
社員教育に時間を割くのであれば、自分のために時間を浪費した方が未来は未知数ですし、自由な時間というのも増えます。
私は役員でしたけど、平日は必ず会社がありました。
会社に行かない日もありましたし自宅で仕事をするのも許されていましたが、それも会社にとって損なわれない程度のメリットが残っていたからです。
個人事業となった今では、個人裁量で仕事をしていますし好きな時に好きなだけ仕事も遊びもできています。
会社員時代、
「明日はクライアント先で会議があるから遅刻は出来ない」
と思えば浅い睡眠だったりしましたから。
その頃の名残もあり、いつ会議があっても生活サイクルが一定になるよう朝5時起床が癖になっていたりもしますけどねww
社員教育という外注ビジネスが存在し、社員に対する教育需要というのがあるんですが、教育を他社に任せるということは、それだけ歯車の一部でしか見ていないということでもあるのかもしれません。
言葉にはしていませんが、結構ドライに見ている企業って増えてきているんだと思いますね。
繊細な人は
「自分のしていることって何だろう」
と意義を感じてしまう前に、あなた自身の財産構築に人生を掛けてみるのもいいよと私は言っておきたいと思います。
役員レベルのお給料ではありませんが、平均年収ぐらいなら稼げるんじゃないかな、という記事をこちらに書いてます。