市区町村によって若干の福祉内容が違うんですが、都道府県が変わるとガラッと福祉の待遇が変わってきます。
「東京都千代田区なら18歳まで医療費無料なのに他県だと違うの?」
「えっ?私の住んでいる場所は、小6までしか医療費無料じゃないの?」
住む市区町村によって福祉の恩恵が異なってくるんですが、子供って諸々意外とお金掛かります。
そのため貰えるものは貰えた方が良いですし、家を安く買えたやった~であっても助成が手厚くなければ、その他の出費が嵩んでしまいます。
今回は、そんな子育ての出費に焦点を充てた、都会から田舎に移り、都会に戻るまでの話をしておきたいと思います。
田舎はお金が掛からないという嘘
「田舎は家賃も安くてお金がかからないわぁ」
確かに家賃が安く、都会に比べて2/3ほどの価格で住めるのでかなりお得だと実感しています。
私は、子供が生まれるまで東京都中央区に住んでいたのでもっぱら電車で移動していました。
なんなら銀座駅まで散歩しながら出たこともあります。
そんな私が田舎へ移ると電車さえもあまり乗らなくなりました。
「車で出掛けているのかな?」
そうじゃないんですね~何もなさ過ぎて出掛ける気にならないwww
しかも自治体の医療費助成も小学校までとなっています。
私は、子育ての助成まで確認せず引っ越していたので判断ミスでありました。
子育てをしていると感じるのが、子供って結構風邪をひくので病院に通う回数が多いのです。
大人であれば「寝てりゃ治る」という部分もありますけど、病院代を節約するために通わないという判断は間違っていると思っていて、薬を飲む飲まない関係なしに医者に診てもらった方が安心なわけです。
私が今住んでいる田舎でも、まだまだ医療費無料で通えるのでまだ遠い先のことではありますが、年々リミットが迫ってきているのもまた現実です。
ここで私の体験談として、子供の歯を街医者でよく診てもらっていて、定期的にフッ素を塗ってもらっていますが、もちろん医療費は無料です。ただ、混雑状況を見て大学病院で診てもらうこともあるんですが、その場合お金取られるんです。
「フッ素は保険外なんですよ」
いやいやいつも無料でやってもらってますし。
田舎は、限られた数少ない病院の中から選ばないといけないというデメリットがありますし、それを肌で感じています。
わかっていたことではあるんですが、子供を頻繁に病院に行かせることがあるとは考えてもいなかったので、子育てあるあるなんでしょうが、知らなかったことであり、皆さんも覚えておいてください。
給食がないってそんなことありえるの?
給食費未払い問題・野菜高騰などもあり、給食のない学校が増えています。
私は、小学校・中学校ぐらいまでは皆同じ食事を取るってベストではないけど良いことだと思っていて、また、共働き世帯の手間から考えるとお弁当より給食の方がありがたいわけでもあります。
「明日のお弁当何しよう」
「可哀想な思いさせたくない」
「かと言って、毎日作るものだけに豪華にするのもどうかと思う」
そのような心配をするよりかは、給食がある学校へ通わせた方が、時間・お弁当代を節約し、カロリー計算された給食費を払った方が、何かとメリットがあるんですよね。
全国の平均給食費は約4,000円ですが、1日200円で材料費・製作時間・カロリー計算までをしてくれると思えば安い金額です。
私が今住んでいる学区では、中学校からお弁当です。
私は、お受験組なのですべての公立は中学まで給食があるもんだと勘違いしていたので、知らなかった方は、気に留めておいてください。
「給食ないなら学食はあるの?」
給食がない公立中学では学食も購買もないので、自宅からお弁当を持って行く必要があります。
私の子育て方針の中に、「ずっと公立学校へ通わせる」というのがあり、中学まで給食を食べさせたいので、今住んでいる場所にずっと住む気はないですし、友達作りも影響あるでしょうから、早々に都会に戻る予定であります。
正直、冷えたお弁当って不味くはないですけど、美味しいとは思えません。。
かと言ってコンビニ弁当も美味しくないですし、給食が薄味で暖かくてアンパイだと思います^^
自分の子供には、公立学校へ通ってほしいと思っている訳とは?こちらの話が影響しています
子育て支援と都会の便の良さから見る、リアルな視点
田舎であっても子育て支援がしっかりしている自治体もありますが、物価は全国共通なのです。
すると田舎に住むメリットというのは、個人事業主か経営者でもないと賃金が下がってしまうため、メリットはありません。
逆に言えば、都会であっても子育て支援が充実している場所はあり、尚且つバリアフリーなども完備されています。
私が田舎と都会の子育てする環境の違いを肌で感じ取ったことを書いてみますと
- 田舎は歩道がガタガタ。都会はガタガタしない
- 住宅街にも関わらず、舗装されていない砂利道がある
- 田舎あるある。夜は出歩けないほどの虫が飛び交っている
- ショッピングセンターのベンチをジジババが占領
- 平日昼間は、ジジババしか出会わない
- 病院の8割がジジババで、そのため待ち時間が長い
- 駅の改札出口によっては、バリアフリーやエレベーターがない
- チョイスがおかしい自販機が多い
- 高級食材店がない
- 街灯が少ない
高齢化社会が故になんだと思いますが、それにしてもという部分があります。
私は、子供が生まれてからもちょっと東京都中央区に住んでいて病院や保育園なども行っていたので、その辺りと比較してもという話になります。
あなたが、比較的綺麗なモノを視界に入れて人生やる気に満ち満ち溢れていたいのなら、都会に居続けることをオススメしますよ^^
逆に都会であっても子育て支援が充実していない地区というのもあり、よく確認してから子育てする場所を検討してください。
例えば、学校はお弁当で、医療費無料も小学校までで、尚且つ税金が高いエリアなんて場所は、絶対避けた方がいいでしょう。
田舎に住んでみてわかる。快適を求める場所ではないということ
私のように隣人とは、クールな付き合いをしたいタイプであれば、都会に住んでいた方が精神上とても楽です^^
「日々の挨拶程度で井戸端会議はしない」
「隣人が何していても、自分に迷惑掛けてこなければ構わない」
そのような普通の人であれば好き勝手にしていていいよ、という付き合いを暗黙の了解で生活したい人にとって都会は住み心地が良く、近所の人と交流したい人は田舎に住めばいいでしょう。
私は、元々田舎生まれでそういう付き合いを面倒と感じていたんですが、都会に慣れてすっかり忘れていたんです。
「そうそう!これがあったのよ」
なんて田舎独特の暗黙の了解を思い出したりして、面倒だな~と感じながら住んでいますww
田舎のデメリットを多く挙げてしまいましたけど、もちろんメリットもありますし、都会が合わないという人もいるので、人に寄りけりだと思います。
田舎に越してきて空気が美味しいのは確実ですけど、鼻毛が伸びるスピードはあまり変わってませんwww
私が子育て支援が充実した都会をオススメする理由として、選択肢がたくさんある点と子供にとって多くのイベントが都会に集中している点です。
多くの個人病院の中から選択できますし、先生によって合う合わないありますから、数年サイクルで担当医が変わる大学病院ではなく、個人病院を大事にしているという、我が家の観点があります。
また、アンパンマンショーや水族館や動物園など、やはり都会に住んでいれば出やすくて通いやすい場所にあったりします。
ショッピングモールだって複数個所から選択できますけど、田舎であればその1店しか選択肢がなかったりしますからね。
田舎だと、服も食べ物も決められている感じがして、選択をその他大勢の人と共有している感があり、そのようなその他大勢の人達と同じ人生を歩む感というのをたまに強く感じてしまうことがあります。
限られた範囲内で選択するというサイクルが私に合わないのだと思いますし、
「結局、スーパーのお肉買うんかい!」
ということもありますが、複数から選択できることが私にとって大事なんだと思います。
一択よりも二択。二択よりも三択とあればあるだけ、あーでもないこーでもないと頭を働かせて選択するのが好きなのかもしれません。
もう、そういう頭になってしまってますし、一種の趣味でありトレーニングがてらでもあるのかもしれません。(今、自己分析してみました)
これを読んでいるあなたがもし、東京都千代田区や中央区を散歩してみて子育てをイメージできるのであれば、オススメします。