私が自営業になる前は、会社役員をやっていたという話を過去にしたことがあるんですが、その時、心掛けていたこと。それは
「部下をお得意さん」
と認識し接することでした。
部下や社員仲間ともなると、ぞんざいに扱ってしまう人もいるようですが、上の役職を目指すのであれば、客先と同じような対応を心掛けることが重要でありメリットも存在します。
今回は、会社で誰よりも早く昇進し、裁量権・決定権を掴めるまでの方法をしておきたいと思います。
あなたが主任どまりなのには、訳があるかもしれませんよ。
部下は部下であって、身内ではない
皆さんよく勘違いされているのが、
「部下を自由に扱えるのが上司であり、上司は偉いんだ」
と思いがちなんですけど、そうではありませんよ!
あくまで上司という仕事上必要なポジションであり、部下と上司では役割が違います。
例えば、部下が業績を出す部隊だとしたら、
上司は、それを管理し助言や同行で結果に繋げる役割です。
上司は、個々のスキルを最大限引き出せるよう努力する役割なのです。
もちろん、部下へ仕事を回すこともありますし、雑用を頼むこともあります。
ただ、そうすることによって上司の仕事効率が上がることが根底にあり、私事を頼むようなことは間違っていると言えます。
そのようなことをわかっていれば、部下を大切に扱う必要があり、それってお客様対応とそう変わらないような気がしますね。
ここで私の経験談として1つ話しておきますと、私は簡潔を好みます。それが2度3度続く継続的なことだとしたら尚更。
客先や社内で対応を変えるというのは、面倒だとも感じていました。
「くん」で呼ぶのか「さん」で呼ぶのか。上司には役職名を付けるのかどうか。
旧姓で呼ぶのか、もっと言えば何が当たり障りない対応なのかということです。
様々なことを考えると、客先の対応を変えることはできないですけど、社内対応は変えられる。つまりは、客先対応をデフォルトにし社内対応も客先対応としてしまえば、折衝対応を一括管理できるわけです。
同じ大切な人達と思えば何も不思議な対応ではないですし、部下だって嫌な気はしません。
「ちょっと部下を大事にしすぎやしないかい?」
なんて思われたとしても、悪い気はしません^^
客先で良好な関係を築ける人は、社内関係も築ける
客先では人気で結果も出せているのに、社内では人気がない人っています。
それはとても残念なことで、結果がすべてだと思って社内関係を蔑ろにしているんです!
でも、嫌な書き方しますけど、何が大事か気付けた時、社内でも良い人でいようと心掛ければいいんだと思います。
私も会社員時代、仕事柄稼働している案件だけで100社以上との繋がりがありました。
折衝・営業いろいろしなくてはいけなかったんですけど、それだけの客先の人達の中には、嫌な人というのもいます。なんでそんなこと言うかな~というタイプの人達ですね。
そのような人とも良好な関係を築けるのが上司や役職者達であります。
それに比べれば社内環境は、アウェーでもなければ最初から歓迎ムードなため良好な関係を築くにはさほど大変ではなかったりします。
逆を言えば、社内関係では問題ないのに客先ではうまくいかないタイプは、良好な関係を築くのに時間がかかってしまうタイプか意思の疎通がうまくないタイプでしょうか。
私はIT企業に勤めていたので、会話が下手な部下というのも見ています。
それも
「何言ったの??」
というクレームが打ち合わせ終わりに毎回くるような。
それに対応するのも上司の務めでありましたが、本音は、
「会話って個人努力の問題だよな~」
と感じてもいました。
部下を育てるという曖昧な定義から脱したくて、会社員を辞めた話はこちら
打算ではなく、当たり前のことと捉えるのがベスト
打算的に「部下は大事に」のような捉え方をしてしまった人は、ホントすいません。
やったことない人は打算で構わないので社内対応を客先対応と捉えてほしいですし、既に実行している人には、打算ではなくごく自然な対応だという認識でいてほしいのです!
私は、今個人事業主として個人で仕事していますが、たまに会社員時代のことを思い出したりします。
嫌なことも良いことも思い出しますし、結果を言えば辞めてよかったと思っています。
ただ、皆で仕事していたのは楽しい思い出として残っていますし、残業で遅くまで仕事していた姿も懐かしく感じます。
「思い出は美化されやすい」
と言われていて、そう思います。
だって、会社員や立場が面倒だと感じて辞めているんですからwww
ただ、部分単位では、すべてが嫌な思い出ではないので、
「今会社員として頑張っている方」「役職者として頑張っている方」
には、円満な社内関係を築くために、社内でも営業スマイルで仕事にあたってみてください。
それが、上司の務めでもありますし昇格する方法でもあります。
ここで面白い例を挙げておきますが、
例:怒鳴りながら成績挙げろというAチームと笑顔でお前らはできると言い続けられたBチーム
短期目標ではAチームがクリアしたんですが、継続・脱落という点ではBチームの方が良かったという面白い例が実際にあります。
これって仕事環境の話と一緒だと思うんですよね。
仕事が嫌で転職をする人ならまだしも人間関係で転職してしまうのは、会社としてもったいないように思います。
あなたの部署だけでも居心地が良いようにあなたが改革するのもいいですし、あるポジションまでは結果でなれますが、そこから上の立場を目指すのであれば社内関係も重要視されてきますからね。
いつまでも自分をより良い方向に、内面・外見ともに改革していかなくては、社会で上り詰めることは難しいと経験上そう感じます。
人生は挑戦の連続という話を書いてみる
例えば、ショッピングモールに行くと
「いらっしゃいませ~」
と、今は聞き慣れてしまったけど「どこから声出してるんだろう」というような女性スタッフの声掛けが聞こえてきます。
でも、耳に残りますしセール時期でもなければ耳障りな声でもない。
ギリギリのラインを攻めてくる声とでも言うんでしょうか。
このような女性スタッフも最初からできたわけではないでしょうし、練習をしたこともあるんでしょう。
私も人前で話すなんてことは、学校出るまでしたことありませんでした。
それでも社会に出て緊張しながら失敗し実践を積み、今では「口に誰か住んでるのかな?」というぐらいベラベラしゃべることができます。
2週間ぐらいバケーションに行った後に会議があったりすると、口がうまく回らないことを自覚したこともありますが、すぐまた感覚を取り戻せるのも経験が積み重なっているからだと感じますね。
考える前に口から言葉が出るのも、経験という引き出しをたくさん持ってるが故に、自動的に反応を見て引き出しを変える術まで持てるようにもなっています。
誰しもが最初からできたわけではないですし、環境や運もありますが、結果を残せている人は皆挑戦しているということを早いうちから知っていれば、それだけチャンスが広がります。
「営業スマイルを社内に披露するなんてこっぱずかしい」
そういう方も、最初だけです。
皆を応援したいし楽しい仕事場を作りたいと思って努力することって素敵ですよ^^
そんな姿を叩いてくる会社なのであれば、偉い立場を目指すか他所に移った方が良いでしょうね。
仕事場が劣悪な環境だったらしてほしいことを書いた記事はこちら
「恥ずかしいから何々しない」
というようなことが、あなた自身身に覚えがあるようでしたら、それはとてももったいないことです!
もっと純粋にやりたいのかどうかで判断し、笑って終わるような恥ずかしさであればやってみればいいと思ってます。
みんなには、もっと人生楽しんでる上司を目指してほしいですね~^^
どんなに忙しくても絶対帰りにジム寄って帰るような筋肉ムキムキの上司だったら頼りがいあると思いません?
私は1人で自宅で仕事しているので部下なんてこれからもできないでしょうが、独りでそんな上司になるべく目指していますよ^^
子供へ仕事を継承した時、親でもあり上司でもある関係を築けるように頼もしい姿でいられるよう意識改革と自己投資をしています。
あなたが質の高いタイプになるためにこちらの記事を紹介しておきます