毎年2月3月になると「保育園落ちた話」が話題をかっさらいます。
去年も一昨年もその前もずーっと同じような話をしている。
それはTVも同じで、似たような出演者が登場し似たような番組を繰り返して、登場人物が違うだけでそれが一生延々と続く。それも1つの情報社会の仕組みですね。
誰しもが子育て1年生であり、初めてのイベント(認可保育園に入園させる)に準備不足で、結果保育園に落ちてしまう。
そこで先輩が助言をしてみる。
認可保育園に入園させるには、1年前から事前準備し点数アップが必須
日本人口の9割が会社員であり、残り1割が経営者&自営業となる。
すると、会社員の方がそのまま素直に申請書を書いても、多くの会社員の1人に埋もれてしまうから通る確率は低い。
だから、両親フルタイム共働きで基準指数が満点でも、満点は当然で加算ポイントが必須となる。1つでも減点項目がある方は、保育園に入れないと思った方が良い。
そんな私は自営業者なのだけど、初心者が故に無知で素直に申請したら落ちて認証保育園に通わせていたのだけど、点数を加算させる方法を知ってからは認可保育園に通わせられている。
当時、保育園事情をよく知らなくて安易に考えすぎていたのだ。それでも認証保育園には入れたから良かったけどね。
大事なのは、点数が何点なのかであって、家庭状況や生い立ちなんてのは判断材料にならない。私のように仕事頑張ってるんですこれだけ稼いでいるんですアピールしている人がいたとしたら、それは間違った申請書の作り方だと気付いてほしい。
「公平に点数で判断しよう」
という選考基準が設けられているのだから、それに乗っ取って預ける側は行動するだけ。
自治体で配られている調整基準表に加算指数が書かれているのだから、どうやって加算させようか方法を考えれば良いのだ。
自治体によって加算ポイントは異なると思いますが、ざっくり主要項目を書き出しますと
- 祖父母が、近所にいない
- 世帯年収が低い
- 子供に兄弟がいる
- 自宅で仕事していない
- 会社員に該当するフルタイム勤務だ
- 認証保育園に預けている
これらが、日中仕事している人の通過するべき項目です。
だけど、実態はこうだ。
- 祖父祖母がお迎えにくることもある
- 世帯年収が低そうには見えない
- 兄弟が同じ保育園に移ってくる
そして、審査条件には書かれていないのだけど、最重要項目が世帯年収が低い事。
実は、世帯年収は節税を利用すればいくらでも下げることができるから、世帯年収=収入とは限らないのだ。
節税方法の1つ、中小企業倒産防止共済(経営セーフティ共済)を利用すれば掛け金が丸々損金になるので、年間MAX480万円まで年収から差し引ける。
中小企業倒産防止共済(経営セーフティ共済)を利用した方法は、こちらの記事で書いた
つまり、合法に世帯年収を下げることができる。
年末調整や確定申告に加味する必要があるから、だから入園審査書類を提出する1年前から準備しないと間に合わないのだね。
「節税対策したらひっ迫してしまう」
という方も、何とか踏ん張って世帯収入を合法的に下げることをオススメします。
保育園に入れずに仕事を退職・休職するよりも、とりあえず入れられればトータルで考えたら得になる。
実際、加算点数は同じなのに世帯年収をガクッと下げたら認可保育園に入れた。
3歳以降は、認可も認証も保育料に大差ない
現在、出産年齢の高齢化につき、共働きで世帯年収1000万円以上の子育て世帯が増えてきている。夫婦共に30歳だとすると、世帯年収1000万円ぐらいになるからね。
世帯年収1000万円以上の方であれば、認可保育園料も補助なしMAXの高額となりますから、一律料金の認証保育園と大差ない保育園料を支払うことになります。
逆に世帯年収が低い方は、月々1万円ほどで通わせられる認可保育園は大変お得です。
3歳4歳5歳と成長するにつれ保育園料は下がっていきますから、小さい頃が踏ん張りどころです。人によっては、1歳と5歳では1/3の料金になる。
子供が幼少期の頃は、両親の引っ越し(自宅購入や転勤)などで友達が辞めていくことも多いですから、せっかく友達ができたのに引っ越すのは可哀想かな?と考えなくても大丈夫です。
実際、今認可保育園に通わせているのですが、幼稚園とは違ってお友達が「引っ越し」「転入」などを理由に入れ替わっています。
「小学校に上がった時に友達がいた方が良い」
と考えている方は、幼稚園に通わせた方が友達はたくさん残ります。
私自身幼稚園に通っていましたけど、小学校1クラス40名の教室に8名ぐらいは同じ幼稚園の人がいましたね。だからといって、仲良い友達な訳ではなかったですけど(笑)
同じクラスだから友達ではないのと同じように、同じ幼稚園だけど友達ではないという話ですから、大人の事情で好きな場所に住めば良いと思います。
児童手当とは違って、世帯年収により保育園料が変わる時期だけでも節税して、少しでも下げる努力をした方が良いでしょう。
学資保険を始めようと思っている方に、私が実行している投資商品を書いた記事はこちら